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30代男が生きる意味を徹底して考えるブログ。

   
正解するカド見終わる
今日の一言「あータイトル考えるの面倒」

正解するカド見終わる

 見た。
 うーん。なんだか、「驚き」は最後にもらったけれども、なんだか良い作品を見終わった後の、素敵な余韻というものを感じるには至らなかった。とはいえ、序盤であった、シンドーさんの、「俺たちは神じゃない。何が正解か、ずっと考えていく必要がある」だとか、重要な表現は与えてくれた作品であったことは間違いない。

 ので、ストーリーとか、結局〇〇になってしまって人類の進歩なんてどうでもよくなってしまったとか、そういったことは置いておいて、テーマ性の部分についてメモしておこう。

進歩とは何か?

 本作品で、テーマとして、伝えたかったこととして(考えられること)は、「進歩すること=自らを途中と思うこと」という点であった。

 なるほど、世界は、特に先進国は、「完成」してしまった。
 その完成というものは、自然を克服し、安全対策を施し、富や教育の再分配を行い、娯楽や生きがいが提供された人間社会である。
 
 当然、例外者は存在する。社会システムから外れてしまった人や、コミュニケーションをうまく行えない者。チャレンジに失敗し負債を抱えたものなど、挙げればきりはなかろう。

 それでも、ある程度は、平等で幸福な社会が構築された。
 一億総中流という幻想が崩れてしまった、などと知識人はいうだろうが、それでも、世界の多くの国々や、500万年前だか1万年前だかの人類の歴史と比べれば、比類なき安全性や、幸福性等で満たされているだろう。

 社会システムには、いたるところでほころびがある。それでも、悪法もまた法であり、たえまない人類の努力によって構築されてきた社会である。全世界の幸福と平和を与えられるような「正解」というのはなかなか見つからない。一つの場面で有効であった方策が、ある方面では失敗だったり、ある人や分野や集団に負担を強いるようなものだったりする。

 ナショナリズム(国や州や県や地域や特定の集団などの利益を強固に追求すること。「仲間」と線引きされなかった「外側」に対しての考慮は優先されない(時に攻撃の対象となる))的な政治の動きが昨今はやりだしたのも、その一つの反動であると思う。

 というような、一歩引いた目で見ることができる人は、いわゆるインテリ、知識人やコメンテーターといった人たちにおいては可能であるが、それが、大きな思想的潮流にはなりえない。例えば、日本の過去の戦争について、全国民が熱狂的に戦争を支持したかどうかはともかく、戦争に反対する人たちもまたいたのである。しかし結果は誰もが小学校で習っているとおりである。
 いやそれどころか、歴史を少しでも学んだことがある人なら、いかに人が愚かであるということが、身に染みてわかるはずだ。いやいや同時に、その人の営みというのが、なんと素晴らしいものかと感動に打ちひしがれる人もいるだろう。それは感覚の問題であるので、本記事の趣旨と離れる。

完成した社会

 上の節が少し長くなってしまった。

 まとめると、
・現代社会は完成している。
・しかし、ほころびは多く生じている。
・変えようとする意思は存在する。
・しかし、うまくいっていない。

 という主張である。
 異論、大いに結構。ますます世界はよくなっているという認識をもっている人はそれはそれでいい。ただし、「完璧なる人類幸福」というものを想像したときに、いかに世界の矛盾や不条理が大きいことか。そして、その大きな潮流に、我々の力の及ぶところが小さなことか。

 こんなことを思っている私であるが、先日、「世界が悪いものだと思うなら、それを自分で変えたらいいじゃないですか」とお言葉をいただいた。笑ってしまうほど正論で、頭が下がる。何ら反論はない。

 そして、本作、正解するカドでテーマの表現として得たこととしては、上に書いた「進歩とは途上であると認識することだ」ということである。そう。理不尽だ、不愉快だ、もう大きな変化は望めないとか、そんなこと言ってる暇があったら、自分が、自分で、大きなことを成せばいいのだ。人類は進歩し続ける。そして、己もまた、その生を終わらせるそのときまで、進歩し続けるべきなのだ!!


 ……。ということについて、共感はするのだが、実感にもっていってくれるには遠かった。その点が残念だ。テーマとしてはよかった。よかった――というか、僕好みであった。しかし、表現としては、惜しかった、といった感想である。

(なにせ、僕が本当に伝えたいこと、表現したいことは、その「正論」の恐ろしさであるのだ。批評は誰でもできる。悪かった点を挙げるのなんて簡単だ。大事なのは、その問題をどう解決するのか、ということである。僕は最近、その点しか興味がないといってもよいかもしれない)



ザシュニナさんが気づいたこと

 もう一つ、この正解するカドから、テーマを抽出してみよう。それは、ザシュニナさんのお言葉に表れている。

 まったく同一のものに別の価値を与える力
 1(イチ)しかないものに1(イチ)以上の情報を与える力
 それが人類の生んだ未曽有の力
 それが、ザシュニナと真堂から生じている


 くしくも、最近学んでいる、ある精神科医の「唯一性と一回性」という表現と、同義に思えた点が興味深かった。

 人類の特異点とは何か?

 つまり、人類が、人類としての価値を帯びるのは、どのような能力か、ということである。

 それは、完全な情報のコピー(複製)ではなしえない、その瞬間、独自に生じる個体そのものに、有機的な意味をもたせるということなのだ。

 と、なるとだ、やっぱり、量子テレポーテイションとか、クローンとか、遠隔操作義体だとか、電脳の外部記憶とか、頭部移植手術とか、それらは本当に、唯一の個人の連続性が保たれるものなのかということとか、非常に気になり始めるものだ。

それで結局正解とは?

 と、まぁ、ネタバレとか全然関係なく思ったことを書きなぐった。構成とか全然考えていない。推敲も特になし、うん、適当である。

 あーその、文章を書く技術として、しばらく寝かせる、ってのがある。
 書いてすぐは、冷静な判断ができていないから、良い文章が書けないと。その「よい」というのは、相手に伝わる文章ということ。

 ぶっちゃけ……なんか、もっと雅な言葉づかいで表現したいが、ぶっちゃけって、何か他に言い換えられるだろか? 率直に言うと、とか? なんかちょっと違う。忌憚なく言えば、とか? それもなんか違う。
 広辞苑をひく。「包み隠さず話すということ」。え、まじか、俗語じゃなくて、ちゃんと言葉としてあるんだ。じゃあ、まぁ、いいか。

 ええと、ぶっちゃけると、別に、万人普遍に伝えたいとか、全然思っていない。
 誰か似たような感性の人とか、一部の表現だけでも、何か思うところを与えられたらそれで充分だと思っているし、実のところ、一番の読者想定は、未来の自分である。

 ある方は、非常に有益な記事をたくさん書かれるのだけれども、一定期間たつと消してしまわれる。なぜ消すのですかと問うたら、情報は整理するべきものであり、何より、自分自身で見返すということを行わないからである、と仰られた(確か)。

 僕はガンガン見返す。そして、内容の無さや稚拙さに「うぁぁぁあ」といって悶えるのである(マゾか!)。
 意味、あんのかな。
 ただ、たまーに、非常に面白い記事はあったりするのだ。そして、これが難しいところだが、その「おもしれえ!」って気持ちになる記事が、その時々で異なるのである。それゆえに、きれいに全部ばっさり整理するということがなかなかできない。うん、これ、整理できない人の典型的なパターンな気がする。
 いつか見るかもしれない、いつか使うかもしれない、……と、なかなか捨てられない、と。


 それで、まぁ、なんだ、その。

 もう少し短い記事を書けるようになろうか、ということと、正解としては、やっぱり、個人として、僕として、俺として、私として、考えていかなきゃならんだろうということである。

 一人ひとりしっかり考えろよ!

 というテーマであったということだ。この作品は。だから、アマゾンのレビューコーナーとか活発なレビューが飛び交っているようだが、そういう意味で、本作は大成功だったといえよう!

(しっかし、前半のあのドキドキ感や期待感からすると、やっぱり、後半も、もうちょっと感動させてくれる作品になったんじゃあないかなぁと、惜しい気持ちが今も残る)

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面白そうですね!
非常に興味深いアニメのご紹介ありがとうございます!今度見てみようと思います。遠藤さんは、正解するカドをレンタルビデオ屋さんで借りてきて見たのでしょうか?アマゾンで見れるのかなあと思ったけどレンタルできず…
ところで、僕の夢は早期リタイアして、アニメやゲームをして余生を過ごすことです…毎日毎日かなり忙しくストレスたまる一方なので…
正解するカド
うーたんさんコメントありがとうございます! 正解するカド、序盤は間違いなくドキドキ、ワクワクするのではないかと思います。後半が気に入るかは、感覚の問題になるかもしれません……。しかし、何かしら感じることはある作品だと私は思いましたので、是非一度見てみてください!

それで、確かにアマゾンの通常レンタル(または購入)はやってないみたいですね。自分は、アマゾンプライムに加入していて、「プライムビデオ」の方から視聴することができました。
少し調べてみると、DVD・ブルーレイは7/26から販売予定だそうです。レンタルビデオ屋さんに出回るのは、もう少し先になりそうですね……。

早期リタイア。私も憧れるものがあります。辞める辞めないのどちらにせよ、「生活のための仕事」ってのはやめたいなぁと思っております。
  • 遠藤 さん |
  • 2017/07/05 (06:46) |
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遠藤
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