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医療費について
2020/02/26 00:23 | Comments(1) | 思考及び書くこと
今日の一言「23時45分帰宅」

まえがき

 あいやなんと、嬉しいことに更にコメントを頂いた。しかし、今日は前回頂いたコメントに関しての、医療費の問題について書いていきたいと思う。

序論

>高齢者にかかる医療費の削減は、予防医学によってかなりできるんじゃないかって思っている。食事と運動といった生活習慣が本当にダメだと思う。前の職場の同僚を見ていて思ったし、家族を見ていても本当にそう思う

 まず、昨日書いた通り、国民医療費――これは、病院にかかって、病院に支払ったお金に加えて、「保険者」と呼ばれる会社や市役所等地方自治体が病院に支払うお金の合計である。
 医療費というと、僕らが実際に支払ったお金のことだと思っている人もいるだろうが、実はそれは一部……たいていは3割分に過ぎなくて、残りの7割は「保険者」が病院に支払っている。これは薬局も同じ。

 そうした、全体の医療費のことを国民医療費というが、これが、40兆円を超えていて、昨今はどんどん増えている状況である。

 また、コメント頂いたとおり、日本人の6割の死因が、生活習慣病だという。
 生活習慣病ときくと、糖尿病を僕はすぐ思い浮かべるが、ガンも生活習慣病の一つなのだという。遺伝的要因もあるのだろうが、代表例の肺がんは、確かに、喫煙という習慣が引き起こしている。

 そして、糖尿病の結果となる、腎臓病、透析。

 腎臓とは、体の毒を取り除く機能をもった臓器である。透析とは、人工的に腎臓の役割をして、血液などをきれいにする治療である。

 その透析は、1か月の40万円ぐらいかかるのだという。
 2017年の透析患者数は、33万人だという。
 33万人×40万円×12月=1.584兆円
 である。莫大な金額だ。(手元の電卓は桁数オーバーしたのでエクセルでたたいた)

 んで、新規透析導入患者数は年間約 16,000 人だという。ただでさえも、1兆円規模でかかっているのに、さらに新規で参入しているのである(おそらく、死亡する人もいるのではあろうが、患者数は年々増えているようだ)。

あとがき

(かっこ書きである。だめだ、時間が、ない。というか、風呂に入って、寝なければ、今週耐えられる気がしない……。ということで、全然本題、内容に入れないまま、終わってしまう。まぁその、結論的には、コメント主さんのおっしゃるとおり、もっと健康づくりに力を入れないとダメだと思う。我々一人ひとり。もしくは、オバマケアは大層批判を浴びたそうだが、日本の医療保険制度も抜本的に見直していくか。ただ、公的保険制度はあった方がよいと思う。それがもともとは、富国強兵で、強く健康な兵隊を維持することを目的とされたものであったとしても、そもそも、「俺は病気なんか絶対かかんねーし」と思う人なんて、たくさんいるだろうし、ある程度強制力を持ってみんなで支えあいましょう、という仕組みがあってもよいと思う。「俺病気になんねーし」という人が、いざ病気になって多額の医療費を支払えなくなってしまうというのは、問題だろう……と書いてみて、いや、それ自業自得だし、借金でも何でもして払ったら? もしくは病院にかからず苦しめばいいのでは、とも思った。どうなんだろう、本当に公的保険制度必要なのか。ただ、そういう偶発的な、予期しづらいリスクというのは、だれしも正確に導けないのだし、法則が見えてくるのは、大数の法則(たいすうのほうそく)だっけ? 多ければ、規模が大きければ大きいほど予測つけやすくなるのだから、いいんじゃないかな。――という価値観というか考えにもとづいて、「健康になるべき」という発想をみんなで共有すべきである。そうじゃなければ、健康になるべき、というのが、近代で流行りの、自己責任論に還元されるのではないかと思われる。自己責任とかじゃなくて、健康であるのは、国民の義務なのだ、的なみたいな。そういうことを国が言うと、きっとワーワーって炎上するような気がする。でもでも、健康であるべき、というのは、別に間違った価値観じゃないと思われる。――にも拘わらず、僕は断じて認めないが、タバコ習慣を改めようとする人は少ない。少ない――と書いたのは主観だ。だって、あれほどこれほどリスクがうたわれている(タバコパッケージにすら!)にもかかわらず、喫煙者は「ゼロ」にならない。これはなぜなのか。運動しないとメタボになって生活習慣病になるってこれほどあれほど言われているのに、運動不足な大人はたくさんいる。なぜなのか。そのあたりをもっと書きたかったが、次の燃料にしよう)

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コメント

国民皆保険制度は素晴らしい制度だと思うのでこれを廃止する必要はないと思います。ただ、健康であることに対しての動機付けのようなものが欲しいなと思うわけです。なおかつ、不健康になったら保険料が「今」よりも上がるという動機付けではなく、健康なら保険料が「今」よりも下がるという形がよいのでは?と思うわけです。

アメリカの自動車の保険会社が似たようなことをしています。安全運転をしていると保険料が下がるみたいな。最近、日本の生命保険とかでも保険会社と契約しているジムに通うインセンティブを与えるような商品をだしているしね。

アメリカの自動車の保険については、はじめは悪い運転をすると保険料が上がるという形だったんですが、これはめちゃくちゃ受けが悪くなって広まらなかった。で、ほかの会社がいい運転をすると保険料が下がる形にしたらうまくいったみたいな話を聞いたことがあり、受け入れられるとしたらこっちかなと思っています。

それでも
・助けるべき病気の人のほうが保険料が高い(例え今と同じ額で増えたわけではないとしても)
・生まれながらの疾病を抱える人はどうする?
・保険料を下げるための財源はどうする?
といった議論の対象になりそうなものはいくつかあるんですが、試みとしては面白いと思うんですよね。

実際実現させようとするとめっちゃハードルがあるんですが、民間の保険会社に期待ですかね。国よりも民間で先に画期的な保険を作って、それにならって国の制度も変えていけばいいと思うんですよね。
posted by イミフat 2020/02/27 17:47 [ コメントを修正する ]

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