まえがき
先日、音声読み上げソフトのVOICEVOXがすごいと記事で書いた。AIすごい、ということは、近年いわれはじめてることは知っていた。2018年とか、もっと前かな。ディープラーニングとか、ニューラルネットワークとか、言葉をよく聞くようになったころ。自動運転技術というのも聞くようになってきたころだ。
自分の仕事関係にも、影響が出てくるのでは……みたいな話はありつつ、そこまで実感するレベルのものはなかった。
例えば、AIとは別次元の、RPAという技術もあるが、それは正直すごいとは思えなかった。せいぜい表現できることが、オフィスのVBAでできることであったからだ。あ、すぐさま書くと、自分の業務レベルで活用できる範囲であれば……という意味で、固有のシステムを使っている業務などでは、RPAが大活躍する場面ももちろんあるだろう。
とはいえ、メール(アウトルック)やエクセルファイル等の移動編集加工といった内容であれば、VBAが分かれば基本何でもできるので、敢えて年間ライセンス○○万円かけてまで導入するメリットが分からなかった、ということである。
(RPAが、プログラミングの知識や概念を知らなくても「本当のPC操作レベルが怪しい人も含めて」ばしばし活用できる技術ならすごいと思うが、結局やってることはプログラミングだと思ってしまったというわけである。とはいえ、無料でどの端末でも自由に使えるなら使ってもいいかなとは思うわけで、別にダメとか批判したいわけでもない)
画像生成が本当にすごい
と、身近でAIについて感じる機会がなかったが、最近、ピクシブ(イラスト共有サイト)とかで、AI生成というタグがあったりして、これなんだろ……と色々みてたら、「え、これ本当にAIで作ったの?」って驚きの連続だった。もちろん、普通に描くよりは、すごく簡単に作れるのだと思う。
でも、結構きれいな画像作るには大変なのでしょう……と思っていたが、下の動画をみてて、思った以上に簡単に作れるんだろうなぁと改めて思った。
キャベツ氏の動画
AIが作ったコスプレイヤーが超バズってたのでAIに【ゲームキャラを実写化】してもらったらクオリティ高すぎたwww誰でもわかる使い方説明
Stable Diffusion
というソフトらしい。無料で使えるようだ。VOICEVOXも無料ですごいと思ったが、すごい時代だ……。
実際に自分でやってみよう……とまではならなかったが、きっと、10代、20代ぐらいで知ってたらすごくはまってた気がする。
でも、創作とかするときの参考とかにもよいのではないだろうか。
キーワード(プロンプト)を組み合わせて、目的の画像を生成する……面白いね。
人工知能
AI――アーティフィシャル・インテリジェンス――と聞くと、知能というワードから、生命体みたいなイメージをわくけれども、別にAIは「意思」をもって何かしているわけではない。インプットがあって、演算し、アウトプットする……それだけといえばそれだけだ。
「それだけ」……といってしまえば、人間の活動も、それと同じである。食べて排泄し、エネルギーを得て消費し……の繰り返し。
複雑な過程がある……ということを「思考」と呼ぶのであれば、AIもそのディープラーニング(モデルの下地)やらニューラルネットワークを用いた演算など複雑な過程があるのだろうから、文字通り「知能」なのだろう。
とはいえ、画像生成ソフトとか、VOICEVOXに使われている技術は別にシンギュラリティを起こすような可能性は微塵も感じず、単に「すごおおおい!!」って思えるから良いなと思った。
なんか、攻殻機動隊みたいな、光学迷彩というか、電脳というか、そんな未来はまだくるイメージがないけれども、やっぱり世界の技術は進歩してるんだなぁという意味で、明るい気持ちになる。
カラーテレビが普及し始めて、「箱の中で色彩を帯びた人が動いてる!」みたいな感動や、スマートフォンで、移動しながらインターネットができる感動……それ以上の感動というのがあるのかという閉塞感を壊してくれてよい。
物理的身体の重要性
花粉が辛い。いっきに症状が出始めて、薬をあわてて服用しても1日~2日はつらくて、継続使用することで症状が落ち着き。
あ、大丈夫になったかなと思ってやめたらまたひどくなって、結局服用を続けている。いつまで続けたらいいのか……。
鼻水もつらいが、それより目がつらい。かゆい。かきむしりたくなる。
身体の具合が悪くなると、物理的身体についてのことも考えるようになる。
いたわってあげてよいと思う。
運用保守とか、電車とか公共交通機関とか、道路とか、電気とかインフラとか。物流もそうだろう。
そういう、「当たり前」ってとても大事だと思う。
そういう意味の中で、自分の身体の、例えば「歩く」という機能ひとつだって、よくよく複雑なことを「自然に」やってくれているわけだ。ありがとう自分の身体。
身体に感謝する時間を作ってあげてもよいかもしれない。
しかし、身体さんって、何すると喜ぶのか。筋トレって、身体を痛めつける作業なのではないか。ストレッチ、なのかしら。なんだろう。……よく言われるのは、「歩く」というのが、身体的にも精神的にもよいとされてるから、散歩してあげるのがよいかもね。
となったときに、冒頭の「花粉」がラスボスじみて立ちふさがる……かっこ笑い。
あとがき
(かっこ書きである。日記書く頻度増やしたいな。いまのところ、月1回は書けてるのか。結構ぎりぎりだ。今回の記事も、「書き始めるまで」が大変だ。勢い、大事。どうにも、日記とか文章は、書いてると段々書けていくのであるが、書き始めがすごいストレスがかかっている。「これ面白いの……?」ってどうしても思ってしまう。価値が見いだせないことをするのは、つらいことだ。モチベーション大事。面白くなくたって、書き残すことが大事……とは思うけれども、ね。最近、SNSとかもやってると、やっぱり「いいね」系の反応が気になったりする。反応が少なかったりすると「お前に興味ないし」みたいに言われてるみたいで、つらくなる。承認欲求……。最初は別に、簡単に記録というか、愚痴とかメモレベルな感じと思っていても、逆に反応があったりすると、反応がなかったときとの落差で悶々したりするのだ。なので、SNSは向いてないタイプなんだろうと思う。いやそれが逆にモチベーションとなる人もいるのだろうが。気になって思考の大半が支配されてしまう場合が多いとしたらそれは健全ではないだろう。このブログはたぶん、反応が頂けなくなっても、きっと続いていく気はする。気はするものの、頻度はさらに下がる気もする。いやほんと、反応を強要しているわけではないです……笑 これは本当に。むしろ、こういうことは、他の場所(リアルで誰かにとかも)言いづらいわけであって、ここでしか書けないことだったりする。貴重。感情のメタ化できるのはとてもありがたい。「こう思ったらこう思われるのではないか」<「ということを思ってしまう自分はこうではないか」みたいな、無限に広がりそうなイメージ。承認欲求自体も、悪いことではない。むしろ誰にでもある。その大小や解消方法が違ったりするわけだ。自分が自分であっていい、というのは、やはり「環境」が必要だ。他者存在からそれが得られない場合は、「お金」というのも一つ指標になる。友達が誰もいなくても、お金があれば、それだけで価値がある。かっこ資本主義社会においては、という限定はあるものの、資本主義はかなり強固に世界に根付いているので安定的である。しかし本当は「家庭」というのもあった方がよいだろう。多面的な環境があった方が安定するのだ。しかし、最近忘れがちだけれども、めちゃめちゃコンプレックスな時代のときに光明としてみていた、「空(くう)」という思想というか思考は、忘れちゃだめだと思う。お金や、家庭や、会社や、その他さまざまな「安定装置(スタビライザー)」は大事で、あるべきだけれども、いずれ直面する大きな問題というか課題である、生老病死に対しては、無力となる可能性が高いのだ。まぁ絶対ない思考実験だが、世界のあらゆる欲するものを手にしていったとき、ふと、「それで? これが何になるのか?」と思った時に、どうするのか。そういう意味で大事なのは、小目標と大目標だと思う。ボクは今のところ、それはなくなってしまっている。小さいのも、大きいのも、目標はない。たぶん、コンプレックス時代(10代とか20代とか)に抱いていた目標は、達成できていると思う。人生ゴールだ、やったね!! みたいなことを書くと嫉妬されるかもしれない。まぁそれでもかまわないが、ボクは思うに、そのコンプレックス時代が異常だっただけな気もしてならない。普通に生きることができていて、それでいい、といった感じ。大小感情の起伏はあれ、ふつうに、日々満員電車にゆられ、こんなに人って多いのかと思いながら、仕事をし、帰って遊んで寝る。この繰り返しに特に不満もない。しかし果たして、40代、50代、60代と、同じような感覚でいられることはないだろう。わずかな、黄昏のような時間なのかもしれない。しかし、物語でも、常にクライマックス戦闘シーンだけだと疲れてしまう場合もあるだろう。そういった作品も面白そうだけれども。たいていは波があるストーリーが多いはずだ。そういう比喩でいけば今は、戦いが終わって、ちょっとパーティで料理して食事したり、日常パートみたいなそんな感じなのかもしれない。そういうことにしておこう。来年度はちょっと状況がかわりそうな要素(仕事面でのこと)が発生した。さてどうなることか。不安がないわけでもない。ただまぁ、より高次な問題……たとえば人生そのもののこととかと比べたら何とかはなるだろう)PR
コメント
AIに対しての感じ方は似てますね!
私もAIと聞くと「ロボット」「アンドロイド」、フルメタルパニックの「アル」みたいな支援AIみたいな、そんな印象を抱いておりました。
一般的にとか、ビジネス的に使われてきているAIとは全く別の方向だなぁと思います。シンギュラリティ(特異点、AIが人間を超えてしまう)みたいなことは起こらなそうだなという感じですね。
AIイラストはほんと驚きました。優れた陶器のカップは高価なままでしょうが、一般大衆的には100均でも実用に耐えうる……となれば、AIイラストでも十分、となりえますよね。
小説の挿絵とか、自分の頭の中にあるイメージを「完璧に」出力するというのは難しくても、そこの修正は別の絵師さんに頼んだりとか。
またはそもそも、キーワードで生成したイメージから、新しい描写表現を考えたりするとか、色んな使い方活用などありそうだなとも思いました。
最後に記載頂いてる、「自分の絵柄を覚えさせて出力する」というのは、すごく面白そうですね! お忙しいとは思いますが是非やって見せて頂きたいです(笑)
私もAIと聞くと「ロボット」「アンドロイド」、フルメタルパニックの「アル」みたいな支援AIみたいな、そんな印象を抱いておりました。
一般的にとか、ビジネス的に使われてきているAIとは全く別の方向だなぁと思います。シンギュラリティ(特異点、AIが人間を超えてしまう)みたいなことは起こらなそうだなという感じですね。
AIイラストはほんと驚きました。優れた陶器のカップは高価なままでしょうが、一般大衆的には100均でも実用に耐えうる……となれば、AIイラストでも十分、となりえますよね。
小説の挿絵とか、自分の頭の中にあるイメージを「完璧に」出力するというのは難しくても、そこの修正は別の絵師さんに頼んだりとか。
またはそもそも、キーワードで生成したイメージから、新しい描写表現を考えたりするとか、色んな使い方活用などありそうだなとも思いました。
最後に記載頂いてる、「自分の絵柄を覚えさせて出力する」というのは、すごく面白そうですね! お忙しいとは思いますが是非やって見せて頂きたいです(笑)
posted by endoat 2023/04/02 17:15 [ コメントを修正する ]
創作活動をしているせいか、AIという言葉で浮かぶイメージは人間と対話したりコミュニケーションを取れる存在だったりするんですよね。人格のあるロボット(の人格部分)だったり、音声や会話ベースでサポートしてくれる何かであったり、みたいな。
とはいえ、今現在PCにも存在する検索機能だったり、エラー等から近しい原因や対処法を案内するヘルプ機能だったりというのもAI技術が使われていますし、「複合的な関連要素を条件付けて分析、整理して要求される結果へ出力する」というのがAI機能としてもう身近なものになっているのだなと思います。
AI生成のイラストについては、イラストレーターや同人やインディーゲーム的な界隈では中々に議論がされていた時期もあったような気がします。
キーワード入力するだけである程度ユーザーが求めるものに近いイラストが生成される、というのは絵が描けない(上手くない)人間にとっては創作する上で小説の挿絵だったり、ゲームに使う立ち絵やスチルを誰かに依頼せずとも自分で用意できるという点でありがたい面もあるわけで。
AIに生成させる絵柄の学習や出力という部分で盗作的な問題に直面したりもしているようですが、使いやすいツールとして世に出てある程度広まってしまった以上、規制や禁止するのも難しく棲み分けしていくしかないのだろうなとも。
AI生成イラストには興味があるものの、最近はあまり時間が作れずにまだ触れていないんですよね。自分の絵柄を学習させて生成したらどんなものができるのか、とか割と気になってたりするんですけれど。