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理解とは何か(ガウスぼかし)
2020/09/27 19:18 | Comments(4) | 思考及び書くこと
今日の一言「意外に書いたことがないテーマなのかもしれない」

まえがき

 どうにも、勉強していて、理解ができないことが多くて、嫌になってしまった。
 分からないことを理解するとは何か、そもそも、分かることと理解することと、できることは違うのか。

 分かる
 理解する
 納得する
 できる

 これらについて整理したいと思う。

GDPとは何か

 例として、GDPを挙げてみよう。このブログでも何回か書いたことがある気がする。

 国内総生産。
 内閣府が、月4回発表される。財・サービスの付加価値を示す指標。
 GNPとの違いは、国内で生産されたものに限る、という点。GNPの場合は日本の会社が海外で生産したものも含まれる。GDPは含まれない。GNPの「N」はナショナル、で「日本が」という意味。GDPの「D」はドメスティックで、「国内で」という意味。


 上の説明は、特に何も参照しないでアウトプットした。
 多分あってるはず。

 これは、GDPについて理解しているといえるのだろうか。不明だ。せいぜい、「知っている」ぐらいではないだろうか。

 納得しているといえるのか。分からない。「できる」という概念もどうあてはまるか分からない。
 例が悪かったな。

ぴーしーあーる検査について

 ポリメラーゼ・チェイン・リアクター検査。
 ポリメラーゼ連鎖反応で、対象のウイルスを増殖させて、罹患しているかを診断できるもの。

 上の説明ぐらいしかできない。これも知っている程度。しかも、知っているレベルが低い。
 最近流行しているなんたらウイルスのための検査じゃない。
 確か、DNAの螺旋構造が判明した後? そのころ? あたりからある研究方法だ。

 ちなみに、ワトソン氏とクリック氏はウイルスのらせん構造を発見した人たちであって、遺伝子がDNAだとはそれ以前から発見されていたようである。
 ウイルスと細菌の違いは、――なんだっけ、大きさが違う。ウイルスの方がより小さい。

 つらつらとアウトプットしてみた。
 なんか、「理解できている」とは言い難い。

理解していることとは

 上のようなアプローチは誤っていた。
 逆に考えよう。僕が、「理解している」と思っていることは、何があるのか。

 生きる意味について――は全然理解できていない。

 明日は仕事があること――うん、これは理解できている。――でも、なんか違うな。



 思うに、理解する、分かる、というのは、適切に分類できることだと思う。
 九九は、全部理解している。しかし、それは「知っている」だけではないか。

 しかし、掛け算も、理解している。基本的に、どんな数字の掛け算の問題が出されても、解ける自信がある。
 確かに、計算ミスするかもしれない。しかし、それはあくまでも計算ミスであって、「てへ、間違えちゃった」と思うぐらいで、「ああ、俺は掛け算が理解できていないんだ!!」と思うことはない。


 それと、投資の判断手法である「現在価値」についての理解と、どう違うのか。

現在価値について

 PVと言われたりする。
 100万円が手元にあるとする。
 利率が年1%だとする。そうすると、翌年は101万円になるということだ。
 そうすると、翌年における100万円の現在価値は、100万円÷1.01で、99万円とちょっと、ということになる。

 2年後は、100万÷(1.01)^2で、98.093万ぐらいになる。

 と、なんとなく計算方法は分かった。
 たぶん、数字が変わって問題を出されても「できる」と思う。

 ただ、理解できているか、といわれると微妙だ。
 類似の概念で、「割引率」とは何か、と問われたらよくわからない。



 要するに、僕が「理解している」と自信もっていえるのは、四則演算ぐらいだけかもしれない。
 日本語だって怪しい。どんな文章でも正確に文章を読み取れているか、分からない。


 自信がない。自信がないのだ。では、「理解」とは自信の多寡によって変わるのか? それも何だか変な気がする。

結論にたどり着けない

 うーむ……。「理解」とは何か、どころか、「分かる」とは何かにもたどり着かない。理解と分かるは同じ意味で取ってもよいかもしれない。
 ただ、どうしたら「分かった」状態になるのか。

 認知とか、心理学とか、そういう研究もあるようだが、端的に知りたい。

 だが、「自信」の多寡というのもあるかもしれない。
 最初のよく分からなかった問題も、類似の問題を連続して10問ぐらい正解できるようになったら、「分かった」気がしてきた。

 ――ただ、これって、単に答えがある「試験」とか云々に過ぎない。
 センター試験――今もこの名称なのか分からないけれども、その試験で出される問題のレベルってのがある。過去問を5年分ぐらいやると、傾向が掴める。範囲は広いけれども。

 そうすると、やっぱり、「分かった」というのは、記憶力なような気がしてくる。
 さっきのPV(現在価値)の計算も、「X÷(1+年利)^N年後」という公式を覚えていれば、問題は解けるのだ。

 ちなみに、半年利率の場合は、「X÷(1+ 年利÷2)^N年後×2」 になるんだろうか。うーむ、やっぱり問われ方を変えられると途端に自信がなくなる。

 理解力が高くなりたいものだ。

理解のパターン

 久々に長い記事になってしまっている。思考トレースになっているから当たり前である。イラストでいえば、「ラフ」の状態。いや、「アタリ」の状態か。よくまぁこんなんでアップロードできるもんだ。とかって言ってみたり。今に始まったことではないのだ、気にすることではない。

 ただ、面白いな、イラストやったから、たとえ話として「ラフ」とか「アタリ」って表現ができるようになった。イラストやってない頃にそういったたとえを聞いてもピンとはこなかったろう。


 で、理解力を高めるにはどうしたらいいのか。

 理解のパターンというのはどんなものがあるのか。
 例えば3段論法。AだとBである。AだとCである。その場合はB=Cだ、的な。あれ、違ったっけ。AだとすればBなので、そこからCが導ける、的なのだっけ。それもうろ覚えになってしまった。

 論理学を学べばいいのかな、というとちょっと違う気はする。
 というか、そもそも、答えがないことにおいて、答えを出すときにどうしたらいいのか。いやそれは理解力関係ないか。うーむ……。
 だめだ、頭が混乱している。何を疑問に思っているかすらもよく分からなくなってきた、もうやめよう。

 酒だ、酒をもってこい。(逃避)
 プシュ。はぁぁぁ旨い。この、アサヒのTHE RICHって発泡性リキュール(ビール風飲料)旨いな。ビールじゃなくても全然いい。――いやこれ、ビール旨いかも。いや、久々に頭を使ったから旨く感じるだけかもな(自嘲的笑い)。

イラスト




 今日も今日とて描いてみた。
 うーむ……。顔が、うまくいかなかった。いやもちろん、かわいくしようと、試行錯誤したが、どうしてもうまくいかなかった。変形させたり、眉の角度変えたり、目の配置をいじったり――ダメなときはどうしても良くならない。
 何時間かかったっけ。また測ってなかった。5~6時間かな。4時間は間違いなくかかってる気がする。次回こそ今度こそちゃんと測ろう。

 
 まぁ、今回のテーマというか目標は、どっちかというと背景。夜空と星とオーロラを描いてみたかった。
 スプレーで白の飛沫を星に見立ててまぶしたら、そのレイヤーを複製し、ガウスぼかしってフィルターをかける。と、なんかホンワカした雰囲気を出せる、ということを学んだ。

 あと服の練習。襟と、しわの部分は、今までで一番よく描けた気がする。
 でもやっぱり、顔を安定して描けるようになりたいなぁ。

(今ふと、顔もそうだが、髪が雑すぎるせいなのかもしれないように思った)

 ちなみに、自分のため、そのいろいろいじる前の状態のものも挙げておく。


あとがき

(かっこ書きである。あー。なんかもやもやした記事になったなぁ。うーむ……。明日仕事ってのがなんか気が重いわ……。それはそうと、平均寿命って、80歳じゃん(男)。健康寿命70歳じゃん(男)。するとだな、残りが50年として考えると、イラスト、毎週1枚描いたとして2400枚しかかけないのである。なんか少ないって気がしないか。別にイラストじゃなくてもいい。何か作品を週に1個生み出すとして、2400個しか創れないのだ。それが、1年長生きすると、48個は増える。ので、やっぱり健康大事だな、って思う――と同時に、時間は有限だと改めて思うわけである。よし決めた。引き続き、イラストは続ける。んで、12月末までに、12枚描く。このブログに投稿する。10月4枚、11月4枚、12月4枚と、目標として十分理論的だ。んで、1月~3月で、ピクシブデビューする! そして、「イイネ」(?)を10個もらう。それが目標だ。それまでは死なない! 頑張る!! ――と、酒が入っていい感じにテンションがあがったところでこの記事は終わる)





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コメント

【イラストについて】
なんかうまくなってる。この短時間でポイントを押さえて書けるようになってきているってことなんかな。なんだかんだ続いているってことは、好きなんだろうね。それがとても大事だと思います。週1のイラスト楽しみにしているのでぜひ続けてほしいっす。


【割引率について】
割引率についてですが、たぶん、なぜ割り引くのかっていうことがわかんないと理解できないと思うわ。

「将来に100万円の利益をもたらす事業が現段階でいくらの価値を持つかを算出したい」っていうのが割り引くことの目的です。

ある会社が今後20年間にわたって毎年100万円の利益をもたらす、それを現在の価値に換算するにはどうしたらよいのか?
将来のお金は現在のお金よりも価値が小さいから、ある程度割り引いて考えなくてはならない。大体そんな感じですね。

将来のお金の価値が今のお金の価値より小さいっていうのはインフレとかは無視して考えてください。30代の人が、今すぐ1000万円もらえるのと30年後に1000万円もらえるのを選べって言われたら普通は今1000万円くれっていうと思うんだよね。その感覚でいいっす。もっと厳格に言うと、今1000万円あれば30年間運用すれば1000万円以上にできるから30年後の1000万円は割り引かなくてはならないっていうことですね。


基本的に株の価値算出も同じ考え方です(このやり方はあくまでも理屈で実際には使われていないようですが)。


割引率の大小は事業のリスクの大きさによって決まります。つまり、将来もたらされる利益がどの程度確かなのかということです。将来100万円の利益がでるとおもうけど、絶対大丈夫な事業と結構怪しい事業だったら割引率を変えて評価しなくてはならないということ。

例えば、NTTドコモの1年後の100万円は今の99万円だけど、イミフ商事は20万円だろ、みたいな感じ。このばあいNTTドコモのほうがリスクが低いから割引率も小さくていいよねってことなんです。

つまり割引率とはなにかといわれれば、将来のキャッシュフローを現在価値に換算するために使うものってことですね。その値は将来キャッシュフローの確かさによって決まる。
posted by いみふat 2020/09/27 23:35 [ コメントを修正する ]
>イラスト
 レイヤーやフィルターやぼかしたりスプレーしたりのツールが使えてここまで風景が描けている時点で凄いなーと思ってるぐらいには私には色彩センスがありません。同じツールで同じように説明を受けても同じように描ける自信がないんですよねぇ。
 2つ前の記事の初音ミクについても、やっぱり模写するのはいい経験になると思います。
 トレースと違って、「自分の今の画力でもって似せて描く」という形になりますし。
 私は好きな絵柄の模写をしていた結果、あまり描き分けができなくなりましたが(※練習不足でバリエーション増やせてないとも言う)

>理解
 これは「自分の中ではっきりと結論を出せてそれ以上考えなくても良い、考える必要のない状態になること」ではないかなと私は考えます。
 九九や四則計算などは知識として「こう考えれば計算の答えを導き出せる」という形で「その法則についてそれ以上考える必要がない」という域に達していれば「理解した」と言えるのではないかなと。
 ただ、そう考えると「理解力を高めるにはどうしたらいいか」は非常に難しい問題になる気がしますね。
 これ、逆に言えば「よし、これについてはもう考えなくていいな!」と思考放棄してしまうことも「それ以上考えなくて良い、考える必要のない状態」に至ってしまうので、「考え切れないことは深く考えないで思考を投げ捨てること」が「理解力を高める」アドバイスになりかねません。さすがにそれは何か違う気が……。

>毎週1枚で2400枚
 そう考えるともっと作品を書かなきゃ、という気にさせられますね……。
 時間過ぎるの早すぎでは……!?
posted by 白銀URLat 2020/10/01 21:05 [ コメントを修正する ]
◇イミフさん
>イラスト
 ありがとうございます! 上達、してますかね。自分だけだとどうしても段々と分からなくなってくるので、そういったコメント嬉しいです。ってそういうの(コメとかイイネを欲する気持ち)って、危険だって先人は仰ってますが、まずは続けて、習慣になるにはきっかけ大事だと思ってます。
 続けられているのは、やっぱり好きなんだからだと思います。能動的に何かをしたいって気持ちはほんと大事にしたほうがよいですね。

>現在価値
 イミフ商事との比較分かりやすいです!(笑) 割引率とは将来のキャッシュフローの確かさを決める指標ってことなんですね。必ずしも将来の利率で求めるというものでもないんですね。
 現在価値、って考え方がイミフさんの解説で少し分かった気になってきました。
「将来の」現在価値、ということなんだなと今改めて思いました。
 今2000万円あげます、というのと、2年間で1000万円あげます、というのでは、トータルは同じ2千万でも、2年目の1000万円は、900万円の現在価値しかないかもしれないから、2000万と1900万の比較になるかもしれない、という感覚でしょうか。
 将来的に価値を生むかたちに資産を変えておいた方が良いということが感覚だけでなく数値でも分かるようになるのが現在価値という考え方の重要性なのかと思いました。
posted by endoat 2020/10/04 20:47 [ コメントを修正する ]
白銀さん
(昨日コメントするつもりが力尽きて寝てしまっておりました……)
>イラスト
 ありがとうございます!
 色あいは、テキトウなんとなくの状況なので、思い通りにはできてない状況ですが、何故その色になるのかということを自分なりに説明できるようになりたいですね。
 模写とトレースが違うことというのも最近知って、なるほどなぁと思っております。絵を描くというのも、やはりほんと奥深いです。

>理解
>「考え切れないことは深く考えないで思考を投げ捨てること」
 これはちょっと違いますよねぇ。
 僕は何となくですが、応用力の多さが、理解の深さなんかなぁ、って思ってます。多くのシチュエーションにも対応できて初めて、その事柄の理解なのかなぁと思います。
 そうすると、根本的に理解という状態に到達するのは、何事も相当困難なんだと思います。僕はそれが「気持ちの悪い」状況。
 ただし、スポーツも投資もなんでも、「やってみる」ということは必要になると思います。野球のルールや体の使い方などをすべて理解していないと野球ができないかといえばそんなことはないし、そんなことを考えているよりかはまずはバットを振ったほうが良い。
 理解は、完璧を求めても求めきれないものなんじゃないかと、そう思います。
 ――と、同時に、僕の感情的には、「そんなの嫌だ、気持ち悪い!」と思うのだからこれがやっかいなんですよね。
 たぶん、中学生ぐらいは、「完璧な理解」を求めていて、高校生ぐらいは、「妥協も必要」と思っていて、大学生ぐらいは「まずはやってみることが必要」と思っていて、今は、そうはいっても、感情的に納得いかない部分もある、という感じかなぁ、などと思ったりします。

>毎週1枚で2400枚
 少ない、ですよねー。私も数字にしてみて驚きました。一生かけても、2400という。ほんと、一日一日を大事にするには、外圧的な自分でコントロールできないことが多々ありつつも、せめて一週間一週間は、しっかり意識して大事にしていきたいと、改めて思ったわけでありました。
posted by endoat 2020/10/05 23:26 [ コメントを修正する ]

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