今日の一言「実際に計算してみないと実感がわかない」「面倒だけどね」
ので、「利子率」とか言ったほうが正確だという。
「利回り」という言葉もある。「利子率」が約束(確定)された金利のことを言うのに対し、「利回り」とは、投資をしてみて結果として得られた金利のことを言うという。
――株式投資入門:第二章
で、単利計算とか、複利計算とか、まぁ計算式がたくさん出てくる。計算式がたくさんでてくると、「うわっ」と拒否反応が発生する場合もあるが、ただ、「計算式」ってのは、言語を簡略化しただけだとも思っている。
つまり、「記憶力」があれば、計算式もさほど難しくないのだ。例えば、単利計算の式として、2年間運用した場合を例として、
r ={ C + ( F - P )/ 2 } /100
といったのが出てくる。「うわっ」と思うのは正常な反応だ。
どんな頭の良い人でも、「C」とか、「F」とか「P」とかの定義が分かっていないと、この式が何を示しているか、さっぱり分からないのである。
本の中では、C:「クーポンレート」とか、F:「額面」とか、P:「市場価格」とか表現されているけれども、僕が理解できるレベルで表現してみる。
単利rは、「売った金額から元本を引いた額」(F-P)を年数で割ったものと、金利C(額)を足したものを%表示にして求めることができる、と。
言葉にしても分かりづらいな。ま、とにかく、こういうのは、あまり深く考えても仕方がない。ニュートン力学のF=maとかアインシュタインのE=mc(2)とか、何でそうなるのか考えても仕方がない。何せ自然がそうなっているのだから。
覚えたけど、この文字媒体で書くのは困難だ。そもそも、累乗を1行で表現するのって、どうしたらいいんだ?
言葉で表現してみよう。
複利rは、金利(額)を(1+r)で割った値と、金利(額)を(1+r)の2乗(年数)で割った値と、売った額(額面)を(1+r)の2乗(年数)で割った値の合計が、元本と等しくなる値のことである。
言葉にすると更にわっかんねーな!
というわけで、数式の方が分かりやすい、ってことも往々にしてあるのである。
まぁ、単利と複利の違い、なんて、検索すれば、「年々の運用の際に、利子が付いたあとの額にも利子率を乗じるのか」ということだと分かる。
とりあえず、その程度覚えておけば、「まぁ、そういうもんなんだな。複利って、年数が少なければ単利とあんまし変わらないけど、長い年数になるとすごい差になるんだな」程度のことは感じられるかもしれない。
でも、正直なんも面白くない知識である。
記憶可能性の知識になっても、運用ができなければ役に立たない。
そこでまず、自分の資産運用を思い出してみよう。
以前ブログにも書いたと思うが、積み立てタイプの保険も、昨年ぐらいから始めている。
で、その保険は、最低利率が3%と保証されているタイプである。
まぁ、保険って何? というのも整理して書いてもいいかもしれないが、取りあえず、100万円預けていたら、翌年には最低103万円にはなるって商品のことだとしよう。
そうしたとき、株式投資をやろうとしたときに、まぁ、最低限、3%よりは、割のいい利回りの方がいいなぁ、と思うだろう。何故なら3%の運用でよいなら、全額保険にしてしまってもいいわけだ。その方が、口座振替でお金が引き落とされるのを見送るだけで、特に何も考えなくてもいいし、楽だろう。
としたとき、じゃあ、3%って、どんぐらい頑張れば得られるんだろう、ということを、さっきの複利計算を使って考えていこう。
(こういった導入ならちょっと面白くはなるまいか? しかし、あくまで、さっき学んだことを整理しようとしているだけなので、曖昧だったり、そもそも間違っている可能性というものはご容赦願いたい)
で、先日、購入した株式のステータスは以下である。(細かい数字は省略)
・購入金額:319,000円
・配当(予測):6000円/年
んじゃこれを、2年間運用した場合に、株価上がって、売却金額が357,000円になったとしよう。では、
複利rは、金利(額)を(1+r)で割った値と、金利(額)を(1+r)の2乗(年数)で割った値と、売った額(額面)を(1+r)の2乗(年数)で割った値の合計が、元本と等しくなる値なので、319000=6000/(1+r) + 6000/{(1+r)}2乗 + 357000/{(1+r)}2乗……
とか面倒なことはしなくても、複利計算は、エクセルの関数の「IRR」を使うと求めることができる。
まぁ使い方は省略して、上のケースで計算してみると、
6.73%
となった。
おお、いい感じの利回りである。
しかし、2年で株価が40円プラスになるのは難しいかもしれない。
では、5年運用ではどうだろうか。
同じように計算式を当てはめてみると、
3.74%
となった。
試しに、10年運用の場合は、
2.77%
となった。
つまり、売却時の金額が「357000円」で固定であるならば、長期運用になるほど、いくら配当が毎年ついていたとしても、利回りは悪くなっていくのだ。
ゆえに、僕の師匠が仰っていた、「配当よりも持続的にその企業が成長するのかどうかをみるのが大切だ」というのは、なるほどこういった数字からも感じることができるのだ。
ということを思ったかもしれない。
でも、僕は逆にふと思った。
そういえば、この前調べた、銀行の金利って、普通預金で、0.001%だったじゃん、と。定期預金でも、0.01%であった。
昔、僕の親は、よく定期預金を使っていた、ような記憶がある。けれども、実際僕が働いてお金を稼ぐようになってから、特に定期預金に預けようとは一切思わなかった。だって、どっちに預けても大してお利息でないじゃん。ましてや、働き始めたころなんて、大した額ももっていない。
そう考えると、3%って、まぁまぁすごいものである。
では逆に、株価がいくらぐらいまで下がってしまったら、「あーくそ! こんなんだったら、普通に銀行に預けとくんだった!」と後悔するんだろう? と思った。
エクセルで、いろいろ金額いじってやってみたら、10年運用で、株価が「265,000」になってしまったら、複利が0%であった。
ただ、株価が「270,000円」まで下がったとしても(つまり、購入金額から50円ぐらいさがったら)、複利は0.17%であった。
0.17%である。
ということは、これでも、定期預金よりも断然利率がよいのである。
とはいえ、これも、銀行金利が低く、景気の状態が安定しているという現時点では、に過ぎない。
政治、経済、倫理、と、それらをひっくるめて「社会」という。
僕らが、社会で生きる以上は、その社会の仕組み(システム)について無関係ではいられない。
しかし、難しく考えずとも、ただ「生きる」ということであれば、その仕組みに順応することができれば、そこそこ生きることはできる。
仕組みから外れた人や物や集団や組織を、弾圧し排斥することで、仕組みを維持することはできる。
その中で、いろんな「正義」がぶつかりあって、諍いがおこって、時に殺し合いになったりする。
正しいってなんだ?
幸せってなんだ?
――僕は、一般普遍的なことを考えることを放棄する。
学問とは、一般普遍の真理を明らかにするものだ。それらは、エリートやプロフェッショナル(学者)に任せることにする。
僕は、俺としての、正しいことを探っている。それをたまたま、「生きる意味」という表現にしているに過ぎない。それを、哲学的に表現すれば「実存」となる。
道徳的にかけば、「正しく生きるためには」みたいなブログタイトルになるだろう。しかしその表現は些か、不愉快である。
実存を考えるなら、政治的なことも、もっと書いたほうがよいのでは、とアドバイスを頂いたこともある。確かに、それはそうだ、と思ったりもした。
ただ、政治の結果について言及することは大事だが、政治そのものへの言及は、やはり僕の考えるべき部分と外れるだろうと思う。
政治は確かに、変えることができるものだ。しかし、それを言えば、法律もまたしかり。僕は、政治も法律も、一個人としては、同じように、自然災害的に降りかかるものだと捉えている。確かに、選挙として一票の意思表示は可能であるが、じゃあ非常に個々具体的な日常に影響する事象……例えば、ゴミや騒音や環境問題に、その一票がどう影響するか、というと、実質影響は無い場合が多い。
だからといって、選挙が無意味であるということではない。ただ、あまりにも、「議案」が多すぎるのだ。大きな枠組みでしか政治も、法律も、対応ができないのである。憲法改正に賛成の人が、じゃあ、戦争肯定派なのかというとそうではないだろう。憲法改正に反対の人が、じゃあ、諸外国に侵略されたときに両手を挙げて降伏するかというと、そうではないだろう。やはり、身近な恋人や家族を守ろうと戦うのではなかろうか。例えが小学生レベルで恥ずかしいが、とにかく、政治も法律も……加えて経済も、個人(人が直感できるレベル)において、感じ取れたり判断できるレベルを、はるかに超えているのが、現代社会であるといえよう。
科学もまたしかり。飛行機が空を飛ぶのはもちろんだが、日常運転する車が走る仕組みだって、完全に理解できている人などいないだろう。いやそりゃあ、タイヤが地面に設置して回転することで移動するというのはそうだろうが、じゃあエンジンを作れる人がどれだけいるのか。自動車会社だって、その個々人でエンジンが作れるはずもなかろうし、そもそも会社一つであっても、下請けで部品をつくってくれる会社の総合で成り立っているのだろうし、いろいろ複雑に絡み合っているのだろう。
だから、「合理的」というのがずっと求められてきたのが、17世紀以後の科学革命によるパラダイムシフトだとして、果たして、今後も「人」に、「合理的」が求められ続けるものなのだろうか? と僕は思う。
効率化、というのもそう。
以前僕が書いた、「美人」と「ブス」どっちがいいの? という二分法的に考えれば、そりゃあ効率的な方がよかろう。性格の悪い美人と、性格がよいブスなら、そりゃあ考えることも必要だが、単純に比較が「美人」なら、美人の方が良い。
しかし、その「効率」だとか、「美人」だとかの、その「価値尺度」は、それこそ、「一般普遍」などありえないだろうと、同時に僕は思う。
ここから導ける答えとしては、「各々の価値尺度(価値観)を磨いていく必要がある」ということである。
記事の主旨から、いつものごとくだいぶ外れていっているから、そろそろ終わるけれども、どうも、こう「価値観」を突き詰めていくと、僕は「空」「無」という表現に近づいていく気がする。
これは、気分が高揚しているときは、「ばりばり全開、楽しんでいこうぜぇ!」って気分になるし、少し陰鬱の状態のときは、「生きていることそれ自体に意味はない」って気分になる。
ポジティブな気分でも、ネガティブな気分でも、どっちにしろ、その「空」って感覚が、普遍的に近しい気がするのである。
抑鬱か、というとそうでもなくて、「意味がないと考えることも意味がない」ともなっていき、無限に遡っていく思考状態である。
(俺は、この意識の沈潜に負けないスピードで、表現(アウトプット)をしないといけないと思う。その表現の方法は、文章か、音楽か、それとも絵か。しっくりくるのは、文章、というか、このブログのようにゼロ秒思考メモ的な奴である。しかしこれにも限界というか、苦手としている面がある。思考のループだ。ので、過去記事を読み返すというのは必須。その中で「面白い」と思ったものの、要素をインプットする。――俺は、答えを求めていない、ただ考えることのみを求めているのだろう、と指摘された。本能的に、「違う」と思ったが、しかし、それを明確に否定できる根拠が今はない。根拠はなくても、「感覚的に」思ったのなら、その方向で考えていく必要があるだろう。とにかく、今年ももう半年を切っている。どこまで整理できるのか、明確に目標を決めていかないと、またしても忙しさにつぶされてしまうだろう)
金利計算
金利、というと、「率」なのか、「額」なのか、両方含んだ言葉だそうだ。ので、「利子率」とか言ったほうが正確だという。
「利回り」という言葉もある。「利子率」が約束(確定)された金利のことを言うのに対し、「利回り」とは、投資をしてみて結果として得られた金利のことを言うという。
――株式投資入門:第二章
で、単利計算とか、複利計算とか、まぁ計算式がたくさん出てくる。計算式がたくさんでてくると、「うわっ」と拒否反応が発生する場合もあるが、ただ、「計算式」ってのは、言語を簡略化しただけだとも思っている。
つまり、「記憶力」があれば、計算式もさほど難しくないのだ。例えば、単利計算の式として、2年間運用した場合を例として、
r ={ C + ( F - P )/ 2 } /100
といったのが出てくる。「うわっ」と思うのは正常な反応だ。
どんな頭の良い人でも、「C」とか、「F」とか「P」とかの定義が分かっていないと、この式が何を示しているか、さっぱり分からないのである。
本の中では、C:「クーポンレート」とか、F:「額面」とか、P:「市場価格」とか表現されているけれども、僕が理解できるレベルで表現してみる。
単利rは、「売った金額から元本を引いた額」(F-P)を年数で割ったものと、金利C(額)を足したものを%表示にして求めることができる、と。
言葉にしても分かりづらいな。ま、とにかく、こういうのは、あまり深く考えても仕方がない。ニュートン力学のF=maとかアインシュタインのE=mc(2)とか、何でそうなるのか考えても仕方がない。何せ自然がそうなっているのだから。
複利計算
複利の計算式も、とりあえず覚えた。覚えたけど、この文字媒体で書くのは困難だ。そもそも、累乗を1行で表現するのって、どうしたらいいんだ?
言葉で表現してみよう。
複利rは、金利(額)を(1+r)で割った値と、金利(額)を(1+r)の2乗(年数)で割った値と、売った額(額面)を(1+r)の2乗(年数)で割った値の合計が、元本と等しくなる値のことである。
言葉にすると更にわっかんねーな!
というわけで、数式の方が分かりやすい、ってことも往々にしてあるのである。
まぁ、単利と複利の違い、なんて、検索すれば、「年々の運用の際に、利子が付いたあとの額にも利子率を乗じるのか」ということだと分かる。
とりあえず、その程度覚えておけば、「まぁ、そういうもんなんだな。複利って、年数が少なければ単利とあんまし変わらないけど、長い年数になるとすごい差になるんだな」程度のことは感じられるかもしれない。
でも、正直なんも面白くない知識である。
実際に計算してみよう
このままで授業が終わると、クソつまんねえってなる。記憶可能性の知識になっても、運用ができなければ役に立たない。
そこでまず、自分の資産運用を思い出してみよう。
以前ブログにも書いたと思うが、積み立てタイプの保険も、昨年ぐらいから始めている。
で、その保険は、最低利率が3%と保証されているタイプである。
まぁ、保険って何? というのも整理して書いてもいいかもしれないが、取りあえず、100万円預けていたら、翌年には最低103万円にはなるって商品のことだとしよう。
そうしたとき、株式投資をやろうとしたときに、まぁ、最低限、3%よりは、割のいい利回りの方がいいなぁ、と思うだろう。何故なら3%の運用でよいなら、全額保険にしてしまってもいいわけだ。その方が、口座振替でお金が引き落とされるのを見送るだけで、特に何も考えなくてもいいし、楽だろう。
としたとき、じゃあ、3%って、どんぐらい頑張れば得られるんだろう、ということを、さっきの複利計算を使って考えていこう。
(こういった導入ならちょっと面白くはなるまいか? しかし、あくまで、さっき学んだことを整理しようとしているだけなので、曖昧だったり、そもそも間違っている可能性というものはご容赦願いたい)
で、先日、購入した株式のステータスは以下である。(細かい数字は省略)
・購入金額:319,000円
・配当(予測):6000円/年
んじゃこれを、2年間運用した場合に、株価上がって、売却金額が357,000円になったとしよう。では、
複利rは、金利(額)を(1+r)で割った値と、金利(額)を(1+r)の2乗(年数)で割った値と、売った額(額面)を(1+r)の2乗(年数)で割った値の合計が、元本と等しくなる値なので、319000=6000/(1+r) + 6000/{(1+r)}2乗 + 357000/{(1+r)}2乗……
とか面倒なことはしなくても、複利計算は、エクセルの関数の「IRR」を使うと求めることができる。
まぁ使い方は省略して、上のケースで計算してみると、
6.73%
となった。
おお、いい感じの利回りである。
しかし、2年で株価が40円プラスになるのは難しいかもしれない。
では、5年運用ではどうだろうか。
同じように計算式を当てはめてみると、
3.74%
となった。
試しに、10年運用の場合は、
2.77%
となった。
つまり、売却時の金額が「357000円」で固定であるならば、長期運用になるほど、いくら配当が毎年ついていたとしても、利回りは悪くなっていくのだ。
ゆえに、僕の師匠が仰っていた、「配当よりも持続的にその企業が成長するのかどうかをみるのが大切だ」というのは、なるほどこういった数字からも感じることができるのだ。
預金との比較
なるほどねー、3%の運用するってのも、まぁまぁ大変なものなんだなぁ。ということを思ったかもしれない。
でも、僕は逆にふと思った。
そういえば、この前調べた、銀行の金利って、普通預金で、0.001%だったじゃん、と。定期預金でも、0.01%であった。
昔、僕の親は、よく定期預金を使っていた、ような記憶がある。けれども、実際僕が働いてお金を稼ぐようになってから、特に定期預金に預けようとは一切思わなかった。だって、どっちに預けても大してお利息でないじゃん。ましてや、働き始めたころなんて、大した額ももっていない。
そう考えると、3%って、まぁまぁすごいものである。
では逆に、株価がいくらぐらいまで下がってしまったら、「あーくそ! こんなんだったら、普通に銀行に預けとくんだった!」と後悔するんだろう? と思った。
エクセルで、いろいろ金額いじってやってみたら、10年運用で、株価が「265,000」になってしまったら、複利が0%であった。
ただ、株価が「270,000円」まで下がったとしても(つまり、購入金額から50円ぐらいさがったら)、複利は0.17%であった。
0.17%である。
ということは、これでも、定期預金よりも断然利率がよいのである。
まとめ
こう考えてみると、銀行預金がいかに資産運用として適していないか、株式投資が意外に悪くないかが分かるだろう。とはいえ、これも、銀行金利が低く、景気の状態が安定しているという現時点では、に過ぎない。
政治、経済、倫理、と、それらをひっくるめて「社会」という。
僕らが、社会で生きる以上は、その社会の仕組み(システム)について無関係ではいられない。
しかし、難しく考えずとも、ただ「生きる」ということであれば、その仕組みに順応することができれば、そこそこ生きることはできる。
仕組みから外れた人や物や集団や組織を、弾圧し排斥することで、仕組みを維持することはできる。
その中で、いろんな「正義」がぶつかりあって、諍いがおこって、時に殺し合いになったりする。
正しいってなんだ?
幸せってなんだ?
――僕は、一般普遍的なことを考えることを放棄する。
学問とは、一般普遍の真理を明らかにするものだ。それらは、エリートやプロフェッショナル(学者)に任せることにする。
僕は、俺としての、正しいことを探っている。それをたまたま、「生きる意味」という表現にしているに過ぎない。それを、哲学的に表現すれば「実存」となる。
道徳的にかけば、「正しく生きるためには」みたいなブログタイトルになるだろう。しかしその表現は些か、不愉快である。
実存を考えるなら、政治的なことも、もっと書いたほうがよいのでは、とアドバイスを頂いたこともある。確かに、それはそうだ、と思ったりもした。
ただ、政治の結果について言及することは大事だが、政治そのものへの言及は、やはり僕の考えるべき部分と外れるだろうと思う。
政治は確かに、変えることができるものだ。しかし、それを言えば、法律もまたしかり。僕は、政治も法律も、一個人としては、同じように、自然災害的に降りかかるものだと捉えている。確かに、選挙として一票の意思表示は可能であるが、じゃあ非常に個々具体的な日常に影響する事象……例えば、ゴミや騒音や環境問題に、その一票がどう影響するか、というと、実質影響は無い場合が多い。
だからといって、選挙が無意味であるということではない。ただ、あまりにも、「議案」が多すぎるのだ。大きな枠組みでしか政治も、法律も、対応ができないのである。憲法改正に賛成の人が、じゃあ、戦争肯定派なのかというとそうではないだろう。憲法改正に反対の人が、じゃあ、諸外国に侵略されたときに両手を挙げて降伏するかというと、そうではないだろう。やはり、身近な恋人や家族を守ろうと戦うのではなかろうか。例えが小学生レベルで恥ずかしいが、とにかく、政治も法律も……加えて経済も、個人(人が直感できるレベル)において、感じ取れたり判断できるレベルを、はるかに超えているのが、現代社会であるといえよう。
科学もまたしかり。飛行機が空を飛ぶのはもちろんだが、日常運転する車が走る仕組みだって、完全に理解できている人などいないだろう。いやそりゃあ、タイヤが地面に設置して回転することで移動するというのはそうだろうが、じゃあエンジンを作れる人がどれだけいるのか。自動車会社だって、その個々人でエンジンが作れるはずもなかろうし、そもそも会社一つであっても、下請けで部品をつくってくれる会社の総合で成り立っているのだろうし、いろいろ複雑に絡み合っているのだろう。
だから、「合理的」というのがずっと求められてきたのが、17世紀以後の科学革命によるパラダイムシフトだとして、果たして、今後も「人」に、「合理的」が求められ続けるものなのだろうか? と僕は思う。
効率化、というのもそう。
以前僕が書いた、「美人」と「ブス」どっちがいいの? という二分法的に考えれば、そりゃあ効率的な方がよかろう。性格の悪い美人と、性格がよいブスなら、そりゃあ考えることも必要だが、単純に比較が「美人」なら、美人の方が良い。
しかし、その「効率」だとか、「美人」だとかの、その「価値尺度」は、それこそ、「一般普遍」などありえないだろうと、同時に僕は思う。
ここから導ける答えとしては、「各々の価値尺度(価値観)を磨いていく必要がある」ということである。
記事の主旨から、いつものごとくだいぶ外れていっているから、そろそろ終わるけれども、どうも、こう「価値観」を突き詰めていくと、僕は「空」「無」という表現に近づいていく気がする。
これは、気分が高揚しているときは、「ばりばり全開、楽しんでいこうぜぇ!」って気分になるし、少し陰鬱の状態のときは、「生きていることそれ自体に意味はない」って気分になる。
ポジティブな気分でも、ネガティブな気分でも、どっちにしろ、その「空」って感覚が、普遍的に近しい気がするのである。
抑鬱か、というとそうでもなくて、「意味がないと考えることも意味がない」ともなっていき、無限に遡っていく思考状態である。
(俺は、この意識の沈潜に負けないスピードで、表現(アウトプット)をしないといけないと思う。その表現の方法は、文章か、音楽か、それとも絵か。しっくりくるのは、文章、というか、このブログのようにゼロ秒思考メモ的な奴である。しかしこれにも限界というか、苦手としている面がある。思考のループだ。ので、過去記事を読み返すというのは必須。その中で「面白い」と思ったものの、要素をインプットする。――俺は、答えを求めていない、ただ考えることのみを求めているのだろう、と指摘された。本能的に、「違う」と思ったが、しかし、それを明確に否定できる根拠が今はない。根拠はなくても、「感覚的に」思ったのなら、その方向で考えていく必要があるだろう。とにかく、今年ももう半年を切っている。どこまで整理できるのか、明確に目標を決めていかないと、またしても忙しさにつぶされてしまうだろう)
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