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人の多様性について(06目的の重要性と多様性の不可避)
2018/11/02 17:00 | Comments(0) | 生きる意味
今日の一言「未定」

目的の重要性と多様性の不可避

 矛盾したことを書いている。
 僕は、目的を持つのは大事だと書いている。思っている、素直に。
 一方で、多くの人が普遍的に抱ける目的なんて存在しないと書いている。思っている。真剣に。
 相反する意見である。
 対立したとき、どのように調整するのかというと、「次元」調整である。
 アリストテレスのアクラシアの話を思い出してもらいたい。
(エピクロスの「アタラクシア」といっつも混在したキーワードが浮かんでしまうのは、僕の凡人たる所以なのだが、ここでは全く関係ない)
 わかっちゃいるけど、やめられない。
 アリストテレスは「真理」という概念を示したが、実際に紀元前から「駄目だと分かっていてもやってしまう」ということを人はやってしまっており、これは矛盾ではないか、と。
 しかし、ある様相においてはOKであって、他のその高次の様相ではNG、という風に考えればいいんじゃないか、と、社会学者の大澤真幸氏が書かれていた。
 
 下手な引用したせいで逆に分かりづらくなった気がするが、要は、「目的」にも次元があるということだ。
 個人の、集団の、組織の、社会の、世界の。
 当たり前といえば当たり前である。
 が、強調したいのは、より高次の目的に「合わせる」ことが必ずしも重要ではなかろう、ということである。
 何故ならば、原理的に無理だからだ。
 人は多様な存在であったのだ。
 忠義や忠節が大事だと思われてきた。神への信仰が大事だと思われてきた。
 実は、人間はそんなもんじゃなかった。カオス、混沌がその真性だったのだ。
(かっこ書きである。未定)

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