雑記
先日の記事に頂いたコメントの返信において、「ま、自分でこれまで自分の作品をさいっこうに面白いと思ったことは、お恥ずかしながらないんですがね……」と書いた。しかし、2004年11月22日の記事……月曜日とのことだが、たまたま読んで、「投稿サイトに挙げたら閲覧数がいくつかあって嬉しかった」「自分の作品も中々面白いと思う」と書いてあった。
マジか……! マジなのか! いやしかし、マジなのだろう。俺は本気でそう思っていたのだろうと思う。時期的に、たぶん、あの作品なんだろうなぁと思ったりする。読んでみる。正直申し上げて面白くない!(かっこ笑い)
これはしかし、創作レベルと感性レベルの成長であると、素直に感じてよいことである。そして、感情が抜け落ちた過去の自分の作品において、「面白いはずだ」と思っていたというのは、非常に大事なことである。きっと当時は面白かったのである。ただ、その面白さは、「客観性」に欠けていたのである。自分の感性が、作品への多大な補正を行っていたのである。
だから、創作で重要なのは、まず、自分が納得できるレベルで面白いか、ということをベースにするべきと思う。他者の評価は辛らつなものになるかもしれない。しかし、それはともかく、自分自身で面白いと思えないで、何の意味があろうか。
いや、商業的、プロフェッショナルとしては、「こんなの面白いと思えない。でも売れるから書く」というのはあるだろう。仕事なんだから、アウトプットしなきゃ何の意味もない。
けれども、そうじゃない創作との付き合い方ってのはあると思う。
僕は、そちらの方向を目指したい。
ちなみに、プロと、アマチュアと、バイトとか、仕事の形態にはいろいろある。
基本的に、金銭が生じる場合は、一般的にプロということになる。そういう意味では、バイトもプロである。だから、バイトのことをパートナーとかって言い方をする会社もある。違いは、雇用形態であって、短期か長期か、という点である。臨時職員、契約社員、派遣や請負など様々あるが、基本広い意味で全部プロだ。
ただし、プロという言葉には、「専門家」という意味もある。スペシャリストである。「その道のプロ」という言い方をするときはそちらの意味が強くなっている。
上の段落の塊で何をメモして置きたかったかといえば、プロとかアマとか、それは、「実力」とか「面白さ」のレベルを示す指標ではないということだ。アマチュアが集まる音楽の投稿サイトとかもあって、そこで投稿されている曲を聴いたりすると、「すげえ」ってのがいっぱいある。でも、フリーで入手できる場合もあるのだ。……ちなみに、フリーで入手できたからといって、それがアマチュアの作品であるとは限らなくて、プロが企業と契約して報酬を得ている形態もあるだろうし、一概に言えないことは当然メモしておく。ただ、本当に趣味の一環として音楽を作って、投稿している人ってのも大勢いるはずなのである。ニコニコ動画とかユーチューブでもそうだろう。
だから、いいものってのは、ビジネスモデルと一致しているとは限らないということである。もちろん、対価が支払われる環境の方が、当然サービスがよいものである「可能性」は高いはずである。しかし、当然、可能性でしかないことを銘記しておく必要がある。
雑記2
関係ないことだから、前回の記事で、詳しくは書かなかったけれども、やっぱり書きたくなってしまった。シュタインズゲートゼロのアニメで、演出がいまいちだった、と書いた。
理由のシーンは、ヒロインの一人が、これまで溜め込んでいた気持ちを吐き出して、ついに行動を起こすシーンである。非常に重要なシーンであり、伏線の回収であり、新しい伏線でもあり、感動的なシーンであるのだ。原作のゲームやったときも感動した場面であった。
が、アニメの場合で気になったのは、「語りすぎ」と思わせられてしまったことでる。
セリフが長いのである。
いやしかし、セリフ自体が問題なのではない。そのセリフ一つ一つが重要であると思うから、カットすべきだ、などとは到底思わない。
何が問題か、といえば、カメラアングルを、ヒロインに向けすぎていたことである。
涙ながらに、身振り手振りで感情を表現するヒロインに、心を打たれる視聴者もいるはずだ。
しかし、その姿が、「おおげさ」に思ってしまったのである。何度も、時間にしたら数分なんだろうが、ずっと見せられて、逆に「感動の押し付け」に感じてしまったのである。
どうしたらよかったのだろうか。代案なき批判に愛はない。ということで考えてみる。
そこは、回想シーンのカット(場面)を、挿入すべきだったのではなかろうか。ヒロインの、主人公への思いが、まだ十分に醸成しきっていなかった時の場面や、本心を伝えたくても伝えられなかった場面、逆に、主人公と楽しい時間を過ごしたときの場面など。
セリフに合わせて、ヒロインにアングル合わせるのではなく、時間軸を過去にもっていくことによって、その少し長いセリフの「重さ」のバランスが取れたんじゃあなかろうか。
ということは、きっと、演出家さんなども分かっていたんだと思う。ただ、期限とか、予算的な面で、そういった編集ができなかったんじゃあないかと、邪推する。仕事って、期限がある。仕方がないことである。
でも、やっぱり、好きな作品に対しては、最高の状態で見せて欲しい、という思いもあるわけだ。妥協はしてほしくない。これがベストだと自信をもって送り出してほしい。
あー関係ないこと書いてしまった。
創作について
本題である。ちなみに、「実生活について」という点については、「保留でよかろう」という結論が前回の記事でついたと思っている。……いいのか? という思いもなくはないが、まぁ、仕方があるまい。中途半端に悩んでも意味はない。決めるべきその日がきたら、世界は、自分はいやがおうなく巻き込まれていくのであるから。
ということで、今後の創作についてである。
そもそも、「今年中に何かする」という目標を、先日立てたことによる、返信記事であるといってよい。
サイトのURL変更
まず、必ずやらなければならないのは、サイトの方の、URL変更である。これは、お借りしているサーバーさんの方で告知されていることなので、早急に対応する必要がある。
不具合修正
データベースの統合を行ったことによる、リンク切れの問題を対応しなければならない。感想や、読んだよボタンを押した後に、一部画面から上手く当該作品へ戻ることができない状況。単純なHTMLのリンク切れならすぐに対応できるが、プログラム部分を直す必要があるため、後回しにしてしまっていた。実際問題これは、自分が使っていて不便なので、できる限り早く直したい。もう一つ、これは利用者さんからの指摘であるが、読んだよボタンについて、作者の場合も「読んでるよ」というステータスになってしまうという現象がある。実は、これは機能実装時にそうなるだろうと分かっていた内容であり、俗にいう「仕様通り」という奴なのであるが、確かに不便で分かりづらいところがあるため、直したいと思う。この「仕様不具合」というのが、実際システム系の仕事だと、トラブルの元になるケースが非常に多いのは蛇足の話。
ただ、ちょっと対応方法は今すぐ思いついていないなぁというのが正直なところ。対応方法検討とプログラミングも含めて対応していきたい。
まぁ、今、こうやって書いていて思ったのだけれど、やっぱり、こういった仕事(?)は面白い。「問題解決能力や問題解決学習が大切だ!」とかって、教師や上司から言われると「うげー」ってなるかもしれないが、ただ、自分で解決したいなぁと思う問題を設定して、それを解決するための方法を考えて、実行するってプロセスは、やっぱり普通に面白いことだと思うのである。
だから、「仕事」っていうと、「つまんねぇ」とか「金だけもらえればいい」って、多くの人は思うわけであるが、……いやまぁそれは一つの方法であり、「工夫」が逆に許されない管理型の仕事もあるわけだから一概に言えないのは承知の上で、全部が全部つまんねぇ仕事だけじゃない、ということはあると思う。思ううえで、そういった仕事は「キリ」がなかったりするし、そもそも評価がしにくい面もあるから、非常にめんどくさいのは事実である。だから、「仕事を面白くした方がいいよ」とは中々言えない。言えないけれど、でも、個人的には、面白く生きていきたいと思うのだ。話がずれたしよく分からなくなった。
創作用ブログの開設
これは案であるが、運営サイトのブログは、現在閉鎖している状況である。更新もしていない。元々は、こういったサイトの方針だとかは、そっちのブログに書いていた。エンタメ作品の感想とかもそっちに書いていた。いろいろあって閉鎖した。
で、サイト更新は、実際開発環境がないと難しい面があって、中々できないところがある。
更新がないと、「管理人いなくなったんだな。もうこのサイトオワコンだな」と思われてしまう。
せめてものために、サイトの運営状況をお知らせするブログを開設してはどうか、という案である。
問題点その1:そもそも意味はあるのか
目的は、上に書いたように、サイト利用者に管理人の状況、運営状況などをお知らせするものである。それをしたからの効果は何かあるのか?
・利用者が、一応運営されていることは知ることができる
・僕が、ああ何かそろそろ更新しなきゃと思う
……それぐらいか。あんまり意味はないかもしれない。それよか、もう少しこまめに、「お知らせ」欄とかに何か書くとかでもいいんじゃないか。
問題点その2:このブログとの切り分けはどうするのか
このブログは、基本的に未公開のような位置づけで思っている。いやもちろん、公開しているし、個人特定情報などは書かないので、SNS的な意味で使ってはいない=リアル(物理環境)の人に見せる予定はない、ということだ。そういう意味では、運営サイトの方も、別に見せる気はない。けれども、このブログよりかは、見せても構わないと思っている。
そうしたとき、ブログの切り分けが上手く機能するのか、という問題が二つ目。
例えば、実生活的なことや、それに対しての考え方などを、先日の記事で書いたけれども、それって、創作ブログ(仮称)に書くことになるのか、それとも引き続きこっちなのか。
で、多分、創作の、サイトの更新に関することしか書いていないと、ぶっちゃけ、ブログ面白くないだろうし、俺も書くのがつまんねぇってなると思うのだ。
いや、まぁ、すでにここまでダラダラと書いてきたことから分かるように、僕は、書くことは基本的に好きなんだと思う。タイピングもまぁまぁ早いし、打つのも嫌いじゃない。スマホ、おめーは別だ!! っというか、スマホが嫌なのは、キーボードのスピードとあまりにも差があるからだと思う。思考とアウトプットの差がストレスになるんだと思う。口頭の方が当然早いのだけれども、それよりはキーボードの方が遅くて、頭の回転が速くない自分にとっては、キーボードアウトプットがちょうどいいのかもしれない。
というか、「面白いこと」って何か、ということである。
一般的な情報を載せたところで面白くないのだ。そんなん、ニュースみてたほうが楽しいだろう。
なぜわざわざブログを読むのか。「その人に興味がある」からである。
いやまて、「エクセルの関数講座」とか、そういう、お役立ちブログ、はどうなのか? あれは、別にブログという形態をとる必要がない。ただし、それらも、情報発信という面ももちろんあるが、「その人が発信する情報である」という点が重要なのである。
その人が取材(取材といっても、普段生活して気づいた点やちょっと調べたことでもいい)して、その人の言葉で書くから、ブログってのは価値があるのだ。
いろんなソーシャルメディアがインターネットの開闢から発生し、消えていったが、ブログという形態は残っている。それは、発信者その人への興味というのがなくならないからではなかろうか。
だから、故に、「創作のこと」を特化したブログってのは、あんまし、面白くないんじゃないかと思うのである。
だとすれば、このブログと、運営サイトの直結を検討した方が、更新者である僕の手間を考えても適切に思われる。
が。
ちょっとそれは避けたいと思っている。珍しく、気持ちが理性に先立って思っている。
やっぱり、このブログの場は、特別に思っているのだ。
クローズドコミュニティにしたいわけではない。ただ、……ええい、率直に書けば、リアルの人には見られたくないのだ。一切合切。
なんでかってのは、多分、数年前のある事件によるんだろうと思う。ただ今は、単純にこの場を失いたくないという思いである。「俺にも、守るものができた……!」とか、そういうBGMがかかるところである。
茶化すのはやめておいて、なんというか、ブログを、リアルの人にも公開して運営できている人を、僕は羨ましいと思う。いや、そういう関係が本当は普通なんだろうか。でも僕は、かたくなにやりたくないと思っている。
なんでかっていうと……。
また長くなったな! 中断!!
(かっこ書きである。しばらく、ブログ更新できていなかったけれども、最近調子が戻ってきた。いろいろ、思いや意欲が溢れてくる。……ブログは、そういう場なのである。なんかこう、気持ちの結節点になるものなのである。だからといって、書いてあることが、全部100%の自分の気持ち……いや、その時点では、その面もあるのだけれども、十分に表現できているとは言えない部分もあるし、前後記事や、これまでの流れと関係する部分もあるのである。だから、その一つの記事だけ読んで、何かこう、「判断」されることが危険なのである。だから嫌なのだ。大体、「長くなったな」と書きつつ、別に読む分には、大した長さじゃあないと自分は思っている。思っているが、一般的に他者の文章を読む際の適切な長さは完全に超えている。ゆえに、誰も普通は読まない。読まないけれども、節々のキーワードから「判断」をする。文章ってのは、ブログってのはそんなもんである。だから嫌だし、期待していないのだ。だから、リアルに公開しようとは思わないのだ。そして、「理解」してもらいたいともそんなに思わないのだ。だからこそ。今、コメントくださったり、訪問してくださっている方々がとても大切なのである。そしてこれは、物理的な友人たちをないがしろに思っているなどとは、まったく違うのである。まったく違うのだけれども、「この場がとても大切」ということを書けば、そういった表現があれば、「オタクプギャー」とか思われるのである。え、そんなことないって? 僕もそんな風に思っていたことがありました。しかし、「普通の人」というのは、そもそもブログなんか書かないらしいのです。っていうようなことを、ある精神科医さんのブログ記事で読んだことがあったような。しかし、そもそも、創作をしたいとかって思う人は、普通じゃないのかもしれぬ)
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