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戦争は戦う前に決まっている
2012/08/24 20:36 | Comments(0) | イライラ対処
韓国に、侮辱発言をさせた時点で、今までの外交が失敗だったといえる。


論理より感情が優先されるという、明らかなことに目を向けなければいけない。

ビジネスが合理性を追求するのは、合理的であることが幸せであるということが、その場において信じられているからだ。
合理的でない人間を排除するシステムが稼働しているからだ。


客観的真実など存在しないと、高校の友人と論争したことがある。僕がどちらの立場だったか忘れたが、今は、主観優位主義である。

主観も、その場の構成員全員が一致していれば、客観と呼ぶことは可能だろう。ただ、出発点は主観なのだ。
文系的であり、数学や物理を学ぶものからは嘲笑されるだろう。

ただし、普遍的な数式も、それを理解するものが多数でなければ、客観として機能しない。


いくら言葉で納得させても、生理的欲求には抗えないし、ましてや、社会化されていない野獣に対しては、一切が無意味である。


こうした帰結で戦争は起こる。

戦争する前は、戦争に反対する者が非国民である。
負けると平和を希求する。
また空腹になると戦争を望む。

人間とはかくも愚かな生き物だ。

私は違う、ということではなくて、これは自明でありながら、誰もが自覚的ながら、抗うことができない「衝動」である。

1945年8月から、戦争はもう起きないのだろうと、誰もが思っている。

私もそう「感じる」、しかしながら、人間という生物が、たかだか67年ちょっとで進化するものだろうか。

戦前の軍部の人間たちは、負ける戦争を望むほど愚か者だけだったのか。





自明なことに、なかなか気づけない。

人間は、周りの環境をかえることに長けている生物だ。
他の動物は、寄与の自然が固定化された環境であり、植物は移動すらできない(もっともそれは人間的思考であり、植物は動かなくてもよいのだ)。

自分の身の回りのものが劇的に変わると、人は、自分が変わったと錯覚する。
しかし、本質はなにも変わっていない。

もっとも、環境と個人は、心と体のように切り離せないものであり、相互的変化は当然である。
ここで重要なのは、個人としての変化ではないということだ。


ゆえに人は、同一環境を維持しようとする。これは、脳の原始的な働きである。
自己保存と一貫性が、脳が心地よいと感じることである。

自己成長欲に旺盛な人は、チャレンジし続けることが心地よいからである。決して、一貫性を求めていないわけではない。
しかし、より高次元での頭の使い方ができる人ではある。

すなわち諸行無常、万物流転は真理(空間時間誰にでも当てはまる普遍的な事象)である。

ホメオスタシス(自己恒常性)は生物の働きだが、その実は、動的な平衡である。
血液は、寿命が●日だ。生まれたときに流れていた血は、いまやもういない。


だから、現状維持とは、逆に高い志しをもつ必要がある、難しいことなのだ。
私のいう凡夫とは、怠け者のことではないのである。

例えば革命はかっこいいが、今あるものを全部壊して始めるというのは、漸近的な改革よりも簡単なことである。


表現が矛盾するが、平和とは、戦い続けることでしか維持できない。

非暴力非服従は、戦いである。


さて、これらを前提として、なお考えるべきなのは、戦う主体がなんなのか、ということだ。

近代化の上で、国民国家が誕生した。
しかしいま、国という単位が、本当に維持されるべき組織なのか。こうした問題もある。


考えるべきことは沢山ある。

そして何も解決しない。

それでも、考えることを放棄してはならない。

その理由は分からないが、そうしたいからそうするだけである。

そうした無批判が悪であることは自明だが、代替案がない以上は、継続する他ない。
ただし、当然、このことに固執するつもりはない。

現に、一度手放して試したことは、既に以前述べたとおりだ。

以下、2012年9月13日の記事。

秋葉原無差別殺傷死刑判決およびリビア米大使殺害

中国韓国との関係が悪化している。オスプレイ配備と同時期なのは陰謀論か。しかし、問題は2つ同時に片付けられない。とっさに優先順位をつけることが重要だ。そして、決めたら即座に動くことだ。


カントは動機を重要視したが、思考のアウトプットは完全ではない。言葉が重要なのではない。行動が重要なのでもない。言行一致が重要だ。

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