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胃カメラ経口体験記
2019/09/01 17:00 | Comments(0) | 思考及び書くこと
今日の一言「胃カメラ苦しい」

前書き

 先日、胃カメラを口からやってきた。(全身麻酔なし)
 結果は、問題なし、とのことだった。

 たまに胃のあたりが、きりきりするような、締め付けられるような痛みに悩まされることがある。
 ゆえに、胃カメラもやってみたのであるが。

 これが、大変苦しかった。

終わった後も痛かった

 胃カメラの体験自体は、次の小見出しで書くとして、これは直接的に関係ないのだろうが、胃カメラ後も、お腹が痛くて、待合いイスでずっと耐えていた。

 胃カメラ後は、一時間は、飲食ができないということだ。
 前日夜からは一切食事はダメなため、お腹が空いて、痛いきもする。食べると治るようなきもする、が、それもできず、とにかく耐える。

 1時間後ぐらいに、カフェに入って少し食べると、徐々に痛みが治まってきた。
 ストレス性の痛みだったのか。

 そもそも、胃カメラ後に、「きれいな胃なので現状は問題ないですね」と言われていて、それでも痛くなるというのは、人間の身体の不可思議。

胃カメラ中

 終わった後に痛くなるというのは予想外だった。
 が、まぁその、予想通り、胃カメラ中が、苦しかった。単純に苦しかった。

 出産の痛みに比べたら大したことないのだろうが、ふつうに苦しい。

 般若心経でも頭で唱えて耐えようかとも思っていたが、そういうもんじゃない。


 痛い、というわけじゃない、と思う。麻酔は、口に、苦いキシロカインスプレーをしてもらう。まぁ、全然耐えられんものじゃない。これから行われることを思えば大したことじゃない。

 問題は、異物が、喉から、食道を通って胃に挿入されることだ。

 入る瞬間は、いつ入ったのか分からないぐらいだが、その後すぐに、強烈な嘔吐感がくる。強烈だ。おええええ、という奴だ。
 先生や看護氏さんが、ここ苦しいとこですからね、と声をかけてくれる。

 確かに、数秒耐えると、少し嘔吐感が収まる。


 しかし、異物感は当然残っている。

 涙が出始める。
 涙だ。大の男が……というほど逞しくはないが、インフルエンザになってものすごく苦しくても、泣きはしないだろう。
 そういう苦しさとはまた全く異なるつらさなのだ。


 半分までは終わりましたよ、というのを聞く。
 まだ半分なのか、と、途方にくれる。

 野戦病院では、重体、重傷の兵士が、もう殺してくれとの叫びが響きわたるとのことだが、ほんとなんだろう。その100分の1ぐらいの気持ちは分かる。

 胃カメラやる前は、万が一何かのショックで死んでしまったら、色々やり残したこともあるし、やだなぁ、とか、のんきに考えていたが、「いやもう、そんなのどうでもいい!」っといった感じになる。

 この苦しみがもしずっと続くなら、もうほんと、殺して欲しいと思うだろう。


 最初の方と、あと二回くらい、ここ、苦しいとこですからね、という箇所があり、それ以外は、とにかく呼吸を意識することで耐えた。
 胃カメラ中ということを意識しないほうがよさそうだ。
 あと、マウスピースを最初にはめられるが、思いっきり噛みしめてやってもよい気がする。

半分を過ぎた後はやや楽

 しかし、半分ですよ、のあとは、やや早い気がした。戻りながら食道を通って終わりだった。

 最初の方がだいぶ苦しかったので、「またくるか」と身構えたが、抜かれた瞬間も、よく分からなかった。一瞬だった。

 そのあとは、唾液とか、もろもろ、麻酔で飲み込むことができなくなってるので、全部だだもれになる。ティッシュが(箱ごと)渡されるので、自分で拭っていく。


 結論は、最初に書いた通り、所見無しだった。
 が、二、三年に一度は、胃カメラは受けた方がよいとのことだ。

 毎年やるのは、負担だな……。

あとがき

(かっこ書きである。苦しかった。しかし、終わってみると、なんか変な達成感もある。やられてるときは、あれほど苦しかったのに、終わってみると、またやってみたほうがいいのかな、と思ったりする。現金なものである。「意味」大事だと思う。唐突だが、要は、「時限的な苦しみにはある程度耐えられる」ということだ。ちなみに、全身麻酔によって、ほぼ眠った状態で苦痛なく検査もできるそうだ。が、追加の費用もかかるのと、時間がよりかかるということだが、心配なのはやはり麻酔の副作用だろうか。医学的に大丈夫なんだろうが、一時的に、人工的に身体の機能を低下させるということなのだから、それはそれで負担だと思われる。一方で、「苦しい」ことによってストレスがかかる負担もあると思われる。どっちがいいのか、よく分からない)

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