セダンに乗って、旧式の銃、マスケット銃のようなものを、もって、ダンプカーを追っていた。
ダンプカーには男が二人見える。ダンプカーが襲ってくる。自分の車を踏み潰そうと。
俺は逃げた。――いや、殺さなければ、殺される。
坂を下ったところで、路地に入り、ダンプをやり過ごそうとする。
しばらく待ったところで、ダンプは、やり過ごすどころか、突然目の前に現れる、バレていたのだ……!
再びアクセル全開で逃げる。
今度は、農道のようなところで、車を止め、ダンプを銃で連射し、すぐに弾切れになった。
観念して車から降りた所で、大男が現れた。
「殺すなら殺すがいい」
「殺すのは、君の方だよ」
男は、何か悟った風にいった。
そして、走りよってきた女性と子どもに手をやって、「妻と娘だ」と言った。
「そんなことは分かってる、そうじゃなくて……」
僕は気付いた、これは「ゲーム」だったのだと。
「なら、この後、どうなるんです?」
「再度行われる。もう少し多くの弾薬を渡されて」
男は、こちらを真っ直ぐ見据えて言う。
「初めは皆、ここに入って、最高の楽園だと思う。最初のうちは。だが、何年、数十年経っていき、同じように思える奴はいない」
「――分かってる! そんなことも分からない俺じゃない。だけど、だけど、一体どうしたらいいんだ!」
男は少し優しい目になって、木の上の、男の隠れ家のような所に案内された。
ダンプカーには男が二人見える。ダンプカーが襲ってくる。自分の車を踏み潰そうと。
俺は逃げた。――いや、殺さなければ、殺される。
坂を下ったところで、路地に入り、ダンプをやり過ごそうとする。
しばらく待ったところで、ダンプは、やり過ごすどころか、突然目の前に現れる、バレていたのだ……!
再びアクセル全開で逃げる。
今度は、農道のようなところで、車を止め、ダンプを銃で連射し、すぐに弾切れになった。
観念して車から降りた所で、大男が現れた。
「殺すなら殺すがいい」
「殺すのは、君の方だよ」
男は、何か悟った風にいった。
そして、走りよってきた女性と子どもに手をやって、「妻と娘だ」と言った。
「そんなことは分かってる、そうじゃなくて……」
僕は気付いた、これは「ゲーム」だったのだと。
「なら、この後、どうなるんです?」
「再度行われる。もう少し多くの弾薬を渡されて」
男は、こちらを真っ直ぐ見据えて言う。
「初めは皆、ここに入って、最高の楽園だと思う。最初のうちは。だが、何年、数十年経っていき、同じように思える奴はいない」
「――分かってる! そんなことも分からない俺じゃない。だけど、だけど、一体どうしたらいいんだ!」
男は少し優しい目になって、木の上の、男の隠れ家のような所に案内された。
という夢だけれども、やはり夢は怖いな。
イケメンたちに彼女がレイプされる夢もみたし(しかも3000円で僕が売ったという! 必死に否定したけれども……)。
組織が謎につつまれていたし、とにかく、完全な視野狭窄に陥る点が怖い。
夢は、最終的な、死という逃避もできない。感覚的には死後の世界。
「死ぬ夢」を、今までで、2回(3回か?)ほど見たことがあるけれども、あの異常な閉塞感は、言葉で到底表せない。
「無」の世界に身を置くという、それ自体が怖いことではないが、その中で、「意識」だけが「有る」というのは、いかような地獄よりも恐ろしい気がする。
だから、僕は、それが死ぬということだとしたら、やはり僕は死ぬのが怖いのだけれども、飲み会に参加していると、もっと怖いことがたくさんあって、安心できる。
二日酔いで若干頭が痛い。
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