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死んだらどうなるかに唯物論以外の方向性を
2023/01/03 01:18 | Comments(0) | 思考及び書くこと
今日の一言「2023年よろしくお願いしますとか、ゼロポイントフィールドといったタイトルを避けることにした」

まえがき

 謹賀新年!
 ↑には、明けましておめでとうという意味があるので、「謹賀新年! 明けましておめでとうございます!」というと二重になってしまう、ということを聞いたことがある。あってたかどうか不安になる。
 謹賀新年、今年(2023年)もよろしくお願いします、だと正しいのだろうか。

 とか、そんなどうでもよいことに行数を使うのはもったいないのかもしれない。ただ、せめて、タイトルに、「2023年はじまりはじまりー!」みたいなものは避けようと思った。

 そして今回、年末年始に読んでいた「死は存在しない」という新書についての感想でも書こうと思ったわけだが、そのキーワードの「ゼロ・ポイント・フィールド」みたいなタイトルも避けた。
 ぜろぽいんとふぃーるど? みたいな言葉を使ったとて、全くインパクトがない。は? みたいになるから。

 タイトルの付け方って大事。
 いまいち、メールのタイトルを意識しない人が多い気がするけど、そもそもタイトルで読むか読まないか決めたりするからね……。

アカシックレコードみたいな話しだった

 1時間だ。ボクの書くことができるのは、1時間だ。
 それ以上過ぎると、途端に書く気力がなくなる。1時間でできるだけ書くためには、ポイントを絞っていく必要がある。

 まず、今回は、その「死は存在しない」という
>死は存在しない ― 最先端量子科学が示す新たな仮説 (光文社新書) 新書 – 2022/10/19
 という本の感想だ。

 この本では、基本的に「ゼロ・ポイント・フィールド」という仮説について書かれていくわけだが、長いから以下「ゼロ説」って書く。

 で、「アカシックレコード」みたいな話だなと思った。でもアカシックレコードという単語は出てこなかった。なんでだろ?

 アカシックレコードとは、過去から現在までのすべての情報が記録されているという説で、非常に似ていると思った。

 ゼロポイントフィールドは、それを「量子真空」に保存されている、という説であった。

(追記)アカシックレコード、にふれてないと書いたけど、そもそもインドの「アーカーシャ」については触れられていた。アカシックの語源はアーカーシャだということなので(wiki)同じような意味で既に筆者も触れているということなのだろう。そういえば、アーカーシャって、FF14でも出てきたような。デュナミスという言葉で言い直してたりしてたね。

ゼロ説とアカシックレコードの違い

 ゼロ説との違いとしては、アカシックレコードはすべての情報といいつつ、未来までは保存されてないことかなと思う。ゼロ説は、文字通り「すべて」記録されているので、未来予知もできるということだ。

 オカルトだ……!
 という印象が先行してしまうけれど、最先端の物理学をもってして立てられた仮説、ということだったので読んでみたわけだ。

 たぶん、科学的な話を期待する方は、がっかりする気がする。

 そのゼロポイントフィールドという存在についても、「量子真空に、ホログラム原理で、波動情報として記録されている」という説明ぐらいしかなかった、気がする。何がどうなって何故そうなるのか……という理系的な思考で読み解いていくには、あまりにも情報が少ない気がした(科学的な知識が殆どないボクでさえ)。

 でもそのあたりは敢えてそういう読者層を狙っているのではないのだろうとは思った。

 例えばボクは初めて、「コンステレーション」という言葉をしった。星座という元々の英単語だが、転じて、何やら全体的に何か一つの示唆、意味をもっているように感じられる現象のことをそう言うらしい。

 例が浮かばない。

 色々、筆者は、「不思議な体験」をしたことがある方のようだが、残念ながら、自分はそういう経験があまりないので……とはいえ、「何か考えてたら、同じようなことが起こった」みたいな引き寄せの法則的なことは、ゼロではないから、完全に拒絶するほどではないけれども、「偶然」ということで片付けることが多い。

 ただ、そういった「偶然」と思われがちなことも、ゼロ説によると、意味を持っているし、原理的なものがあるということだ。

意識の5段階

 あと、表層意識、静寂意識、無意識、超個的無意識、超時空的無意識、みたいに無意識の中でさらに分類していくというのも面白いと思った。
 超時空的無意識というのが、その「ゼロ・ポイント・フィールド」と繋がった状態、というわけである。

 超個的意識……というのは何だっけ? 仏教の唯識派の提唱した阿頼耶識みたいなもんだっけかな……。阿頼耶識≒超時空的無意識だっけ。そのあたり曖昧。

 一読して、全部理解したり、記憶したりするのは難しい。

 色々、勉強しようと思って読めば、どんな本でもいくつかためになることがある気がする。

「そんなこと知ってるよ」みたいな態度で本を読むのはあまりよくない。

 とはいえ、何も考えず(何か学ぼうとか意識せず)に引き込まれて熱中できる本の方がよいのは間違いないけども。

死とは何かの方が面白かった気はした

 唯物論をボクは信じてる、と思う。筆者もそうだったそうな。でも、考え方が変わったという冒頭で、それで「ほほー」と思って手に取ってみた(買った)わけだ。

 読み終わって、でも、「そうだゼロ説はある! 唯物論は間違ってる!」という素直な気持ちになれたわけではなかった。
 でも、「生きる意味を徹底して考える」ということについて、「唯物論」というのが前提になっていたから、その点では違う視点もありえるのだなと思えたことは、1000円いくら、の価値がある本だったと思う。

 といいつつ、「死とは何か」という本の方が、ボクは面白いと思った。こっちは3000円越えなんだけどね。
>「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版 単行本 – 2019/7/12

 唯物論とは何なのかというのが良く分かるし、意識というのが、ものすごい機能と結果を生み出す身体(脳)による物理現象なのだ、という説明がすごくしっくりくる。

 死んだら無になる……というのも分かる。そして、無になる……ということについても掘り下げて書いてると思う。結論的に、死はそんなに悪いものではない……死よりももっと恐ろしい状況というのがあるというのも良く分かると思う。

 それでもやっぱり、死ぬのは怖くて怖くて恐ろしいことだけれども、冷静になるために、冷静に考えるために大事な考え方や視点を教えてくれていると思う。

 まぁそれでも、余命1か月とかいわれたら、取り乱すのだろうけれどもね。

あとがき

(かっこ書きである。えっと。1時間たったかしら。分からない。まだ30分ぐらいな気がする。でも書きたいこと書き終わった気もする。さて、「ゼロ・ポイント・フィールド」。興味を持たれた方はいるだろうか。取り敢えず読んでみてくださいなー、1000円ぐらいだし! みたいな感じだ。死は存在しない、というタイトルだけれども、それは宇宙意識(ゼロ・ポイント・フィールド)に還るということであって、肉体的な死は必ず発生するわけだから、タイトル詐欺な気もする。とはいえ、商業的にもキャッチーなタイトルは必要だろうから仕方がなかろう。結論的にも間違ってるわけじゃないし、詐欺というのは、ボクの方がそれこそキャッチ―に書き過ぎだ。なんか、感覚的には「EDEN」という漫画の「コロイド」のイメージにも近かった。とある主人公と関係のある女の子が死んじゃうシーンで、首が爆発して、ぽろりと、首が昏い海に沈んで行って……。そこで、意識がなくなる前にコロイドが女の子に見せるシーン。お話し。説明。女の子(名前)という個はなくなるけれども、集合的意識の一つになるということ。肉体的な死は迎えたけれども、新しい世界に行くという意味だよと、コロイドの使徒は言う……。漫画の世界……ということではあるが、現実世界でも、そういったことが起こりえるという理論(仮説)があるというのは悪いことじゃないと思う。そもそも「色」的な世界……要するに、現実、物理世界だけが真実で普遍で不変……という考え方は、やっぱり面白くない。物語世界というのは、現実を直接的に動かせるわけではないにしても、人はやはり、「物語」をもってして生きているとボクは思う。お金がすべて、……お金が何より大事……という人も、そういった物語を信じてるからそういった行動様式をとって、そしていつか死ぬわけだ。そうそう。もう一つ、ふと目にした記事だが、コミケ? よく分からないけども、同人誌を販売する大きなイベントがあって、そのイベントに参加した翌日に、がんで亡くなった人の話を読んだ。そのイベントで出品する作品を、闘病で苦しみながらも、最後まで描き続けたのだそうな。すごく涙があふれた。創作ってそういうものだ。そういうものであっていい。スポーツも、その他のエンターテイメントも、仕事も、何だって同じだけ価値があるとボクは思うし、すごいことだと思うけれども、死ぬ最後までできることって、「物語」や作品を創ることだとも思う。めっちゃ野球が好きでそれが生き甲斐で……という人でも、ピアノがそれである人でも、最後の最後までそれをするのは厳しい気がする。ピアノはできるかも……? そういうことを言いたいんじゃない……。スポーツは、具合が悪いと、もうできないと思う。キャンプとか、そういう趣味も。最後に残るのは、やっぱり脳(意識的な意味で)だから、それに近いことが生き甲斐の方がいい気がする。最後までこれをしてたら幸せだ、というもの……そういうものをボクは作っていきたい。今はまだ分からない。ただ、このブログは一つそうなる可能性もある気も、しないでもない)

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