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目標を立てよう(2017年)その3「描く生活」
2017/03/02 12:00 | Comments(0) | 目的・目標
今日の一言「連載といいつつ、まとめて書いてるよね」「ベースラインは整えておかないと忘れちゃうから……」

まずは求める生活から

 ここに二つの道がある。一つは、その「求めるもの」に対して、現実の変容を決意し、努力を重ねて、目標に到達する道である。もう一つは、その「求めるもの」について、再度解釈を試みること道である。
 一つ目の、現実へのアプローチについては、「専門性の取得」と、「彼女をつくる」という目標に具体化して、検討を加えた。結果的に、そこに至るには、「がむしゃらな行動(体験・経験)」が必要であり、思考的な納得をするには、未だ検討が不十分であることが分かった。

 それでは、二つ目の方策を検討していく必要がある。
 二つ目の方法とは、「その「求めるもの」について、再度解釈を試みること道である。」ということだが、これは、どういう意味だろうか?


 まずいきなり、壁にぶち当たるのだけれども、昨今の、感情等の希薄化問題がまとわりつく。
 これについては、日々の仕事の忙しさや、ルーチンの実施によって、何とか乗り切っているが、それもジリ貧なのは目に見えている。ある意味幸運で、ある意味崖っぷちなのは、離婚という生活基盤の変化によって、とどまるところがなくなっているということである。
 空虚な結婚という言葉があるかはわからないが、いかに問題があろうとも、その社会的制度がある場合においては、まずもって、その状態を修復することを試みるであろう。その意味で、独身生活は、明らかに便利(楽? といっていいのかわからないが、自由ではある)である。

 ゼロから考えることはできない。
 ブログタイトルを読み返してみよう。「離婚を突き付けられた30代男が、自己と仕事と家庭の総合から生きる意味を徹底して考えるブログ。」とある。
 ふーん、そうなんだ。と、俺のことなんだな、何か、他人事感があるな。

俺は誰だ?

 ここじゃない感。と表現すればよかろうか。

 うーむ……。

 俺が、成し遂げたいこととは何だろうか。
 と、書くと、先日コメント頂いたコメントが役に立ちそうに思える。

【その一】

 今回の例で言うと、「そもそも、最初からそのゴールを目指して走り出していたのか? 走り出した時点で想定するゴールは見通せていたのか?(=そもそもゴールがあるという前提のもとで走り出していたのか)」という部分自体が曖昧で、「とりあえず見えてきたゴールに、周りの人たち同様インすることはできる」としつつも「自分の思うゴールはこれとは何か違うんだよなぁ……」と、「一旦ゴールすることもなく、違うゴールを探しに別のルートに行ってしまう」といった印象で、逃げるというよりは、わざわざ険しい方に、遠回りするように、向きを変えて延々とゴールを探し求めて走り続けているような印象と言いますか。 
 私からすれば卑屈だなんて思う以前に、「自分から進んで走る距離を伸ばして凄いなぁ」ぐらいの感覚ですよ。 

 こちら、率直な意見を述べつつ、後段は肯定的に書いてくださっているあたり、大人と言うか、人格者に思える。こういう方、好きだ。
 でまぁ、後段に浮かれて浸っていても良いが、結局賞味期限がある感傷に過ぎないのであれば、むしろ、前段についての注釈解釈が必要である。

「そもそも、最初からそのゴールを目指して走り出していたのか? 走り出した時点で想定するゴールは見通せていたのか?(=そもそもゴールがあるという前提のもとで走り出していたのか)」

 ぐぬぬ……。
 くっそー! それが分かってりゃ苦労しねーぜ!!(かっこ笑い) 的な、感じである。
 いやはや、先日返信したように、全く図星をど突かれるとはこのことである。

 まぁ、若いうちはよかったことにしよう。がむしゃらに、ゴールなんて考えずに、思いつくままに駆け巡るってのも「あり」だろう。
 がしかし、もう、いい歳なのだ。アラサーになっても、少女系ファッションしてる痛い女性にはなりたくないのだ。40歳なっても、俺はミュージシャンになる! なんていって無職ヒモ生活しているような男性にはなりたくないのだ。

 と、こうやって、「なりたくない自分」を挙げていって、消去法的に目指す「ゴール」を明らかにしていく、という手法も、あることは、ある。


 ただ、この方法は、致命的な問題がある。世界は、広いのだ。攻殻の素子さんの言葉を借りれば、「ネットは広大だわ」みたいな。つまり、「消去!」「消去!」「消去!」と、デスノートばりに、ダメな自分像を消していったとしても、現実における選択肢は、中々に多様であるのである。
 もう一つ、こちらの方が致命的かもしれないが、消去法では、結局のところ、残ったいくつかの自分の中から、「じゃあこれにしよう」と、妥結したに過ぎないという思いが残ってしまう可能性があるのである。

【コメントその2】

遠藤さんは考えることが目的なんでしょうね。的を選ていると思います。 
これは私にも当てはまるんですが、結論を出さない議論を繰り替えしているんですよね。
科学者と哲学者の違いは「思考が結論を求めるか、求めないか」だと思っています。だとすれば我々は哲学者っていうことですね。
ちょっと思ったんですが、「生きる意味」について考える前に生きる意味とは何を指すのかについて定義してはどうでしょうか
「生きる意味」と言われても結構漠然としてて何かイメージできない。 
・死ぬまでに成し遂げたいこと 
・この世の中で果たす自分の役割(世界平和のためとかそういうの) 
・神様が自分を生産した理由 
ある程度具体的に定義しないと議論出来ないのでは?と今更ながら思ったんだ。 
別に正解なんて無いと思うし、いくつか定義してみてそれぞれについて考えてみてはどうでしょうか

 この提案も、素晴らしいツールとなった。頭がいい人なんだろうなぁと思った。それでいて押し付けがましくもなく、スマートである。こういう方、好きだ。

 この「生きる意味」であるが、フランクルさんの本を読んだ直近の今として浮かぶのは、「創造的価値」「体験的価値」「態度的価値」の、三つの価値に思われる。

 んで、すぐさま、僕のダメなところとしては、こういった三段論法的なものを出されると、すぐさま、「態度的価値」的なものが一番すごいんだ! 的に思うことである。そうじゃねーんだよ。「体験的価値」で挙げられている、音楽や芸術に触れて感動する、という、もうそれだけで、生きている意味があるってことである。優れた作品……何も劇団四季だとか、ミュージカルだとか、歌舞伎だとか落語だとか、伝統文化でなくてもよい、映画やアニメや漫画だって、ゲームだってよい。心打ちふるえる感動を、自らに引き入れることができたら、それだけで十分価値があることではあるまいか。
 そこで感じたことが、たとえ、すぐに時間とともに薄れゆくものだとしても、その瞬間起こった凛とした煌めきは、無かったことになるだろうか? いや決してそんなことはあるまい。

 仕事をして創造的価値を果たし、エンターテイメント作品に触れて感動を果たし、その繰り返しを積み重ねていくだけで、十分、人は、人として生きる意味があるのである。

創造的価値及び体験的価値に生きること

 上の、その2のコメントで重要なのは、もう一つある。「考えることそれ自体が目的であり、結論を求めていないのではないか?」ということである。

 これについては、追加のコメントにおいて、結論を出すということについては、「一次結論」と「二次結論」とに分類できるのではないかと触れた。二次結論とは、一次結論に対しての実践を指示・示唆する結論である。

 ……と、ここで時間切れである。

 うーむ。今回、このテーマに切り込むのは、何ともかなり精神的に削られる作業である。
 自分自身と向き合った文章を書くというのは、その表現がいかに拙くて、つまらなく、稚拙で、まどろっこしくても、疲れる作業だ。

 傍から見ると、アホちゃう? 状態であるが、残念ながら、これは、必要に迫られてやっているに過ぎない。そういう意味だと、「仲間」が欲しいなぁ……。「彼女」が欲しい、というのは却下されてしまったが、仲間が欲しい、ってのは、自然的ですぐさま承認されそうな感覚だ。

仲間をつくろう

 時間切れ、といいつつ、書き続けているが、一言だけでも、ベースラインを作りたい。
 なかまだなかま。ひらがなにすると間抜けにみえるな、ってそうじゃねえ。っと、恐ろしいこの、せっかくいいアイディアに思えたことが浮かんでも、「おめーさぁ、それって、仲間というより、自分を肯定してくれる「舎弟」みたいなの望んでるんじゃねーの? 教祖様になりたいんじゃないの?」みたいなことが同時に浮かびやがる! 何て奴だ! そうじゃねーんだよ、仲間だよ! 一緒になって、目的を果たそうと努力する仲間だよ!

「いやでもさ、結局、お前の言ってる「目的」ってのは、仏教的にいえば、「小乗」(個人の悟り)じゃねーか。例えば、お前のいう「仲間」ができて、一年ぐらい一緒に頑張って、結果、その「仲間」が先に「解脱」したら、お前、どう思うの?」

 えー……、そ、そりゃ、おめでとうって……「本当か?」 ――いや、もしかしたら、正直、悔しいなって、思うかも……。

 って、そんな、自己卑下、自虐しても意味無いじゃないか! もっと前向きにならなきゃだめだよ!


(といったところで強制終了。上の叫びは、虚しく響き渡るのであった)


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