昨日、ライフ&マネープランを立ててみようと思い立ち、取り組んだところ、4時間ぐらいかかった。先に結論を書いてしまうと、
・50歳でリタイアしようとすると、約1750万円を用意する必要がある。
・55歳でリタイアしようとすると、約240万円を用意する必要がある。
ということが分かった。60歳でリタイアするとすれば、特に追加資金は不要。
ということで、厚労省の簡易生命表を元にして考えてみる。
(厚労省簡易生命表 第1表(男性)から遠藤作成)
あ、歳ばれてしまった。まぁいいや。つまり、2007年の生命表(平均寿命とか算出するもとになる統計表)からすると、21歳の人が死ぬのは58.69年後なので、79.69歳まで生きるということになり、
2015年の最新の生命表で計算すると、29歳の人が死ぬのは52.43年後なので、81.43歳まで生きるということになる。
昨今、平均寿命が80歳ぐらい、といわれているので、まぁ納得する計算結果である。
ということで、取りあえず僕も、80歳まで生きることを前提に試算してみることとする。
家賃とか、普段の生活費(インフラ)はずーっと同じだと考える。
ここで、食費は含めるが、飲み会とか車両等維持費とか、DVD・CD借りたり、本やゲーム買ったりとか、突発的な経費は含めないとする(というのは面倒だったというだけだけど)。
病気にかかる医療費とかも特に考慮していない(65歳以後のリスクは格段にあがるとのことだけれど)。
年金は、65歳から受給とし、国民年金が約6万5千円ぐらいと聞くのでそれと、厚生年金は、
http://www.dcnavi.jp/shinkin/F0600/F0406/html/F0406_01.asp
これを参考に計算する。
退職金はよく分からないので計算には含めないこととする。
給与も、特に変わらず、ずーっと同じだと考える。(ボーナスもあるか分からないし含めないこととする)
60歳以後、年金受給まで、収入はゼロとなる。ので、64歳の時点で収支がプラスかマイナスかで、用意すべきお金が分かる。
で、60歳まで働いた場合、資産(普通預金など)が、64歳までどんどんマイナスになっていくが、それでも、マイナスにはならなかった。
(試算の仕方としては、エクセルを用いて、現年齢から80歳までを横軸に並べて、それぞれの収支の要素を立てに並べ、毎年の資産合計を導いた)
というわけで、60歳まで現行生活を維持していくと、取りあえず破産はしないということになった。
もちろん、これは、80歳まで、特に何も新しいことはせず、ずっと同じことを、決められた経費内で生きていくという場合の試算である。
不動産など大きな買い物をした場合はまた、変わってくる。
まぁ、現状変わらず(給与削減とか物価高騰とか、災害とか詐欺とか、致命的な何かが起こらない限り)慎ましく生きていく分には、何となくそんな感じはしていたから、これは新しい発見でも何でもない気がする。
ただ、実際、何歳の時の預貯金がいくらぐらいなのか、とか、実際の数値で見ることができるようになったのは、有益だと思った。
で、重要なのは、次のシミュレーションからだ。
そうすると、収入源が、51歳から0円となる。
すると、65歳の年金受給まで、ずっと収入なしとなり、その間は預貯金等資産を食いつぶして生活する必要があるわけだ。
すると、55歳ぐらいの早々に、資産はゼロとなる。この時点で、保険(終身・個人年金)を解約し、臨時収入とする。
一時的に資産は回復するが、それもつかの間、翌年にはやっぱりマイナスになって、マイナス額はどんどん膨れ上がっていく。
結果として、64歳時点では、1750万ぐらいのマイナス額になる。うひゃー。
65歳からは、年金がもらえる、という想定で、若干、マイナス額は減らしていけるものの、80歳時点でも、1590万ぐらいのマイナスのままとなる。完全破産である。
ということで、最初に書いた結論のとおり、もし50歳でリタイアするならば、50歳の時点で、1750万ぐらいを資産として計上しておく必要があるのだ。
うーん。退職金は計算に含めてないけれど、50歳での退職金なんて、300万ももらえたら良い方なんじゃないかな。そもそももらえるかも分からないし。となると、このシミュレーションはちょっと現実味がない気がしてくる。
この場合も、64歳時点の資産合計を見てみる、すると、240万ぐらいのマイナスである。
うーん、やっぱりマイナスかぁ……でも、まぁ、なんか、ちょっと現実味がある気もする。
運よく退職金が300万ぐらいもらえたら、何とか年金受給まで食つなぐこともできそうである。
(もっとも、実は今回の資産において、年金額は満期間で計算しているため、早期リタイアした場合の減額分を考慮できていない。※)
※いや、それってやっぱり大きな違いなんじゃなかろうか、と思って再計算を実施。
↓↓↓
(年金受給後も、今の生活レベルを続けると、マイナス収支になってしまった。ということは、64歳時点の資産合計ではなく、80歳時点の資産合計をみなければ、用意するべき金額が分からないということだ)
結論、
50歳リタイアの場合、約2300万円必要。
55歳リタイアの場合、約580万円必要。
60歳リタイアの場合、長生きすればするほど資産は目減りしてくものの、80歳時点でもプラス状態を維持できている。
となった。
必要金額は変わったものの、大きな結論として、やっぱり50歳リタイアは厳しそうだなぁというのと、55歳リタイアの場合、何とか方法はあるのではないか、という気もする。
しかし、年金計算ではないけれど、ちょっとした前提が変わると、試算結果が全く異なってくるという点が面白い。
例えば、食費を2万円ぐらい切り詰めると、結果は大きく変わって、55歳リタイアの場合も、80歳時点の収支がプラスになってくるのだ。
4時間ぐらいかけて作った表だけど、経費とか、数値をいろいろ変更して結果をシミュレーションできるのは面白いし有意義だと思った。
ここまでが言ってしまえば大きな前提に過ぎない。
僕がいつも意識が向いているのは、どうやって生きるか、というよりも、何故生きるのか、何のために生きるのか、の方であるので、重要なのはここからである。
とか書くと、「裕福な野郎は今すぐ地獄に落ちろ」とか「今まさに貧困で苦しんでいる俺の苦しみなんて理解できないのだろう」とか、まぁそんな批判がたくさんくるだろう。
どっかの記事で読んで面白いなーっと思ったのは、批判とか、妬みってのは、自分に近い人に向くものだ、というものである。もっとお金持ちの、石油王とかゲイツさんとか、会長社長さんとか、資産が億単位であるような人には、妬みは生まれにくい。それよりも、僕が今何千万ぐらいでどうしよっかなーといっている方が、攻撃の対象になりやすいのである。
その気持ちも分からないでもない。
これもあるブログで読んだのだけれど、
「左手で女の肩を抱きながら、右手のスマホで『僕はもうだめだ……』とか言ってる奴は信用ならん」
というのは全くその通りに思うし、はっきりいって僕もむかつく対象だ。
ただ、これは、かなり前から僕はそう思ってきたのだけれど、妬みとか憎しみって、ほんと無駄な感情だよな、と思うわけである。人を憎む時間があったら、もっと楽しいことに使うべきである――もちろん、すぐさま書いておくべきは、そんなこと言ってお前が単に家族を殺されたこともない甘ちゃん坊ちゃんだからそんなこと言ってるだけだ、という批判はもっともだと思う点である。そこで僕は、学生時代虐められた経験を持ち出して反論することもできるけれど、そもそも、このやりとりというか、考え方というか、感じ方というか、その全体が僕はもう無駄としか思えない。
とか言っていて、上のように長文になるのは、どこか自信のなさなんじゃないの、と、これも同時思考的に発生するのだけれど、だからこそ、書いておいているのである。永遠に僕は、自分一人でも批判を続けられる。一生終わらない永劫回帰。そこから導かれるのは、「他者への興味のなさ」なわけであって、でも、これはちょっとそのまま用いると害悪が多くて……ああ、話しが逸れまくる、中断。
ライフプラニングの話しじゃなかったんかよ!
よく考えたら、朝からコーヒー以外ほとんど何も口にしていない。
取りあえず、今日はここまでにしよう。
・50歳でリタイアしようとすると、約1750万円を用意する必要がある。
・55歳でリタイアしようとすると、約240万円を用意する必要がある。
ということが分かった。60歳でリタイアするとすれば、特に追加資金は不要。
前提
まず、そもそも、お前は何歳まで生きるつもりなんや?ということで、厚労省の簡易生命表を元にして考えてみる。
推計1 | 推計2 | |
簡易生命表 | 2007 | 2015 |
当時年齢 | 21 | 29 |
平均余命 | 58.69 | 52.43 |
死亡予測年齢 | 79.69 | 81.43 |
あ、歳ばれてしまった。まぁいいや。つまり、2007年の生命表(平均寿命とか算出するもとになる統計表)からすると、21歳の人が死ぬのは58.69年後なので、79.69歳まで生きるということになり、
2015年の最新の生命表で計算すると、29歳の人が死ぬのは52.43年後なので、81.43歳まで生きるということになる。
昨今、平均寿命が80歳ぐらい、といわれているので、まぁ納得する計算結果である。
ということで、取りあえず僕も、80歳まで生きることを前提に試算してみることとする。
前提2
ひとまず、住宅、結婚・子供その他ライフイベントはすべて無視。家賃とか、普段の生活費(インフラ)はずーっと同じだと考える。
ここで、食費は含めるが、飲み会とか車両等維持費とか、DVD・CD借りたり、本やゲーム買ったりとか、突発的な経費は含めないとする(というのは面倒だったというだけだけど)。
病気にかかる医療費とかも特に考慮していない(65歳以後のリスクは格段にあがるとのことだけれど)。
年金は、65歳から受給とし、国民年金が約6万5千円ぐらいと聞くのでそれと、厚生年金は、
http://www.dcnavi.jp/shinkin/F0600/F0406/html/F0406_01.asp
これを参考に計算する。
退職金はよく分からないので計算には含めないこととする。
給与も、特に変わらず、ずーっと同じだと考える。(ボーナスもあるか分からないし含めないこととする)
シミュレーション1(60歳リタイア)
60歳まで働いた場合。60歳以後、年金受給まで、収入はゼロとなる。ので、64歳の時点で収支がプラスかマイナスかで、用意すべきお金が分かる。
で、60歳まで働いた場合、資産(普通預金など)が、64歳までどんどんマイナスになっていくが、それでも、マイナスにはならなかった。
(試算の仕方としては、エクセルを用いて、現年齢から80歳までを横軸に並べて、それぞれの収支の要素を立てに並べ、毎年の資産合計を導いた)
というわけで、60歳まで現行生活を維持していくと、取りあえず破産はしないということになった。
もちろん、これは、80歳まで、特に何も新しいことはせず、ずっと同じことを、決められた経費内で生きていくという場合の試算である。
不動産など大きな買い物をした場合はまた、変わってくる。
まぁ、現状変わらず(給与削減とか物価高騰とか、災害とか詐欺とか、致命的な何かが起こらない限り)慎ましく生きていく分には、何となくそんな感じはしていたから、これは新しい発見でも何でもない気がする。
ただ、実際、何歳の時の預貯金がいくらぐらいなのか、とか、実際の数値で見ることができるようになったのは、有益だと思った。
で、重要なのは、次のシミュレーションからだ。
シミュレーション2(50歳リタイア)
50歳で仕事をやめたとする。そうすると、収入源が、51歳から0円となる。
すると、65歳の年金受給まで、ずっと収入なしとなり、その間は預貯金等資産を食いつぶして生活する必要があるわけだ。
すると、55歳ぐらいの早々に、資産はゼロとなる。この時点で、保険(終身・個人年金)を解約し、臨時収入とする。
一時的に資産は回復するが、それもつかの間、翌年にはやっぱりマイナスになって、マイナス額はどんどん膨れ上がっていく。
結果として、64歳時点では、1750万ぐらいのマイナス額になる。うひゃー。
65歳からは、年金がもらえる、という想定で、若干、マイナス額は減らしていけるものの、80歳時点でも、1590万ぐらいのマイナスのままとなる。完全破産である。
ということで、最初に書いた結論のとおり、もし50歳でリタイアするならば、50歳の時点で、1750万ぐらいを資産として計上しておく必要があるのだ。
うーん。退職金は計算に含めてないけれど、50歳での退職金なんて、300万ももらえたら良い方なんじゃないかな。そもそももらえるかも分からないし。となると、このシミュレーションはちょっと現実味がない気がしてくる。
シミュレーション3(55歳リタイア)
では間をとって、55歳でリタイアの場合はどうだろう。資産の仕方はシミュレーション2と同じ。この場合も、64歳時点の資産合計を見てみる、すると、240万ぐらいのマイナスである。
うーん、やっぱりマイナスかぁ……でも、まぁ、なんか、ちょっと現実味がある気もする。
運よく退職金が300万ぐらいもらえたら、何とか年金受給まで食つなぐこともできそうである。
(もっとも、実は今回の資産において、年金額は満期間で計算しているため、早期リタイアした場合の減額分を考慮できていない。※)
※いや、それってやっぱり大きな違いなんじゃなかろうか、と思って再計算を実施。
↓↓↓
結論の修正
50歳、55歳、60歳における、厚生年金の計算をそれぞれ実施してみたところ、結論が大きく変わった。(年金受給後も、今の生活レベルを続けると、マイナス収支になってしまった。ということは、64歳時点の資産合計ではなく、80歳時点の資産合計をみなければ、用意するべき金額が分からないということだ)
結論、
50歳リタイアの場合、約2300万円必要。
55歳リタイアの場合、約580万円必要。
60歳リタイアの場合、長生きすればするほど資産は目減りしてくものの、80歳時点でもプラス状態を維持できている。
となった。
必要金額は変わったものの、大きな結論として、やっぱり50歳リタイアは厳しそうだなぁというのと、55歳リタイアの場合、何とか方法はあるのではないか、という気もする。
しかし、年金計算ではないけれど、ちょっとした前提が変わると、試算結果が全く異なってくるという点が面白い。
例えば、食費を2万円ぐらい切り詰めると、結果は大きく変わって、55歳リタイアの場合も、80歳時点の収支がプラスになってくるのだ。
4時間ぐらいかけて作った表だけど、経費とか、数値をいろいろ変更して結果をシミュレーションできるのは面白いし有意義だと思った。
ライフプラニング
で、ここまではあくまで、マネープラニングである。ここまでが言ってしまえば大きな前提に過ぎない。
僕がいつも意識が向いているのは、どうやって生きるか、というよりも、何故生きるのか、何のために生きるのか、の方であるので、重要なのはここからである。
とか書くと、「裕福な野郎は今すぐ地獄に落ちろ」とか「今まさに貧困で苦しんでいる俺の苦しみなんて理解できないのだろう」とか、まぁそんな批判がたくさんくるだろう。
どっかの記事で読んで面白いなーっと思ったのは、批判とか、妬みってのは、自分に近い人に向くものだ、というものである。もっとお金持ちの、石油王とかゲイツさんとか、会長社長さんとか、資産が億単位であるような人には、妬みは生まれにくい。それよりも、僕が今何千万ぐらいでどうしよっかなーといっている方が、攻撃の対象になりやすいのである。
その気持ちも分からないでもない。
これもあるブログで読んだのだけれど、
「左手で女の肩を抱きながら、右手のスマホで『僕はもうだめだ……』とか言ってる奴は信用ならん」
というのは全くその通りに思うし、はっきりいって僕もむかつく対象だ。
ただ、これは、かなり前から僕はそう思ってきたのだけれど、妬みとか憎しみって、ほんと無駄な感情だよな、と思うわけである。人を憎む時間があったら、もっと楽しいことに使うべきである――もちろん、すぐさま書いておくべきは、そんなこと言ってお前が単に家族を殺されたこともない甘ちゃん坊ちゃんだからそんなこと言ってるだけだ、という批判はもっともだと思う点である。そこで僕は、学生時代虐められた経験を持ち出して反論することもできるけれど、そもそも、このやりとりというか、考え方というか、感じ方というか、その全体が僕はもう無駄としか思えない。
とか言っていて、上のように長文になるのは、どこか自信のなさなんじゃないの、と、これも同時思考的に発生するのだけれど、だからこそ、書いておいているのである。永遠に僕は、自分一人でも批判を続けられる。一生終わらない永劫回帰。そこから導かれるのは、「他者への興味のなさ」なわけであって、でも、これはちょっとそのまま用いると害悪が多くて……ああ、話しが逸れまくる、中断。
ライフプラニングの話しじゃなかったんかよ!
よく考えたら、朝からコーヒー以外ほとんど何も口にしていない。
取りあえず、今日はここまでにしよう。
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